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金冠山
原口 藤雄

山行日 1987年2月21日~22日
メンバー (L)原口、堀田、堀口、野口、藤居、他1名

 土肥温泉に現地集合、泊りは民宿高橋荘に予約の労を藤居姉にとってもらう。小田原、三島、修善寺、それからバスで土肥峠を経由して土肥温泉に18時50分着。皆さんは食事中、5200円の割には大したもので、寄せ鍋、さしみ、焼魚、カニの甲ら包みフライ等があり、食べ切れないぐらいであった。宿にも温泉はあるが、外湯に行こうと提案、二軒の共同浴場をのぞいたが、20時までとの事で結局入れなかった。朝一番(7時より)、食事前に皆で入る。無色透明で熱かった。気分爽快になる。ついでに海岸まで散歩、食後野口氏は膝の具合が悪いとの事で、まっすぐ帰る。タクシーで西伊豆スカイラインで達磨山の尾根の東側を通る。前夜の雨が霧氷となって、朝日を浴びてキラキラと輝いている。戸田峠から金冠山は目の前に望まれる。駐車場の前の広い道を登って行く。霧氷がパラパラと落ち、温度の上昇が感じられる。汗をかくまもなく、パラボラアンテナのある816mの金冠山の山頂に立つ。西側には戸田港や諏訪が湾を一望出来、北には三津港、沼津市街、1月の新年山行に登った鷲頭山も見え、雲の間には富士山が顔を出した。しばし展望を楽しんで、草原状の台地を一気に下り、灌木帯の登り下りをするとすぐ奥山に着く。瞽女戸山をいつしか通り過ぎると正面に真城山が見え、その下に真城峠がある。峠から三津浜をめがけて下る様に道路が走っている。その前面が鷲頭山の山容である。みかん畑が多くなる頃には古宇の海岸にあるバス停に着く。バスに乗るとすぐ雨は本降り、心地良い暖房に目が仲良くなり、いつしか沼津に到着した。

〈コースタイム〉
土肥発(タクシー)(8:35) → 戸田峠(9:35) → 金冠山(9:55~10:20) → 真城峠(11:30) → 古宇(13:00~13:33)(バス) → 沼津


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