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乾徳山
遊佐 勝見

山行日 1987年6月14日
メンバー (L)佐藤(明)、播磨、遊佐

 6月14日、前夜塩山駅に着いて仮眠し、朝、目がさめると少し雨が降っている。朝食をたべ終っても雨がやみそうにないので乾徳山をあきらめ、駅の近くにある塩の山に登ることにし、街の中を通りふもとに着く。登山道がはっきりしないが、寺のわきの道を適当に登り30分弱で頂上に着いた。のんびりと食べながら播磨さん・佐藤(明)さんと話しているうちに、またまた天気が回復してやっぱり乾徳山に登ろうということになり、バタバタと塩の山から下りた。
 残り時間が少ないので大平高原の近くの牧場までタクシーで入る。牧場はかなり広くてこんなのどかな所があったのかと驚かされた。しばらく登ると岩尾根になるが、最近山に登るのが少ないためか、何となくぎこちない。
 岩石が積み重なった頂上に着くと若干の登山者がいて、写真を撮り合っている。雲があるが時々雲が切れてまわりの山が顔を出し、よい眺めである。
 下りは年寄りが多いので岩稜をさけようと言うことで、頂上から北へ少し下ってから左に入り、林の中の道を山腹を捲くようにして下る。草原状に開けた所にあるヒュッテで一休みしてから再び下り、1時間ぐらいで林道に出て、やがて徳和に着いて休憩しタクシーを呼ぶ。塩山では例によって温泉に入る。
 今回の山行では若い人がいないので、楽をしようと思ったが、2回も登るハメになってしまった。それにしても若い人が参加しなかったのは、乾徳山に魅力がなかったのか、それとも年寄りがいるので敬遠されたのかな?


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