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小松原湿原で濡れて
甘楽キョン太郎

山行日 1987年7月18日~19日
メンバー (L)甘楽、川田、升田、日野

 前回に引き続き、代理リーダーとなった甘楽です。代理妻ならやってみたいけど、代理リーダーはあまり気がすすみません。
 山行の3日前まで、メンバーは若き3人娘だけだったし、他の2人に「私は体力がありません、バテます。」と宣言されてしまった私は、ポーターを確保しなければと思わず考えてしまった。1人目のかもは大久保氏であったが、私の心の内を知られてか逃げられてしまい、途方に暮れているところに、それを知ってか知らずか2人目のかもが現われた。しかもおそれ多くも、三峰の代表の川田氏である。私は、ニンマリしたい気持を抑え、平静を装い、心の内を悟られないようにつとめた。今度は成功。
 当日の天気は雨。バチがあたったのか、梅雨明け宣言が取り消されてしまった。2人のギャルとポーター役の川田氏の意向を確め、雨具を着こみ出発した。雨で憂うつな気持にならぬ様、楽しいハイキングをと心がけた。イチゴを摘んだり、ねまがり竹を採り山菜採りの雰囲気を味わい、花を愛でたり、バラエティに豊ませました。勿論、Dinner & Drink Party もあるよ。今度、例会もったら参加してね!
〈道情報〉
 小松原湿原への分岐から先は、それまでの道とは違い多少荒れていますし、道を間違えやすい所があります。でも大丈夫!気をつけて欲しいのは足まわりです。田植え後の足になりたくなかったら、長靴がいいかもしれません。
 小松原湿原へ行くパーティは少なく、静かな山行が楽しめることうけあいです。広葉樹が多いので、秋には紅葉が楽しめると思います。それから道すがら発見しましたよ。銀嶺草、キノコ、タラの木、かみきり虫捜しのお兄さん。
〈山小屋情報〉
 小松原湿原手前の避難小屋は半崩壊。湿原の小屋は二階建てでキレイです。使い残しの燃料や鍋、地図もあります。そこで三峰の人の落書きをみつけました。
〈湿原情報〉
 時期がずれたのか、大きい花は見当らず、かれんな小さい花が咲いていました。湿原は小さいものが点々としており、小出しに楽しませてくれます。人があまり入っていないせいか踏み荒らされていず、いい感じです。升田嬢に言わせると「少女のような山」だそうです。
〈温泉情報〉
 逆巻へ入湯。休憩、入浴、昼食(ザルソバ)しめて1850円。宿の若いおかみさんがとても感じのよい人です。お風呂は内湯で別浴です。

 今回の山行では、代表の川田氏に大変お世話さまになりました。3人のギャルの面倒をみて下さってありがとうございました。それから2人のギャル升田さん日野さんもありがとうございました。口うるさい意地悪バアさんについてきてくれて。

〈小松原湿原コースタイム〉
7月18日 上野発(22:45) → 越後湯沢着(2:35) → 起床(4:45~5:05)発(タクシー) → 和田小屋(6:15~6:50) → 上ノ芝(9:10) → 神楽ヶ峰分岐(9:18) → 雁ヶ峰(11:15) → 釜ヶ峰(12:30) → 無人小屋(14:15)(泊)
7月19日 起床(5:00)~出発(6:50) → 苗場と逆巻の分岐(7:50) → 金城山山頂(9:20) → 逆巻温泉(12:20)~発(14:10)(タクシー) → 越後湯沢着(15:10)

費用
湯沢~苗場山登山口 タクシー代 3910円
逆巻~湯沢 タクシー代 9490円


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