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大常木谷
野田 昇秀

山行日 1987年7月25日
メンバー (L)高橋(弘)、野田

 奥多摩の駅に泊り、朝バイクで小常木出合の駐車場まで行く。ザックを背負い歩き始めるとすぐに釣人が車を止めて乗せてくれる。おいらん渕の手前で降りる。長い林道歩きをかなり短縮できたようだ。一ノ瀬林道の駐車場から沢に下りる。下流に向かって道がつけられておりかなり下の沢床に着いた。ここから大常木出合までの一ノ瀬川本流は右岸にロープや針金がセットされており登り下りが大きく体力を消耗する。出合はもう一つ上の駐車場より降りた方が効率がよさそうだ。
 出合から少しで五間の滝に出る。弘道さんがお釜を右から腰まで入って通過、滝をシャワーで直登する。連日の猛暑で水温が上がり、お釜の通過もシャワーも苦にならない。千苦の滝25mでは、登りますかと聞かれたが私の力では無理なようで右側を捲く。下から見えなかった部分がかなり悪そう。登らなくて良かったと思う。山女魚渕は腰までですんだ。小滝をいくつか越すと会所小屋跡に出た、出合から2時間でした。今日は全部弘道さんトップでした。ルートファインディングの良さにはいつも感心します。ここで終りにするには余りにも早すぎるので稜線の縦走路まで登り、飛竜神社から前飛竜へ下り、岩岳尾根を下って、小常木の駐車場へ出た。
 今回は2日予定を1日ですますことができたが、塩山からタクシーで一ノ瀬林道の駐車場迄入れば、楽に夜行日帰りが可能です。今後登られる方はこのルートを取ることをおすすめします。

〈コースタイム〉
小常木駐車場(6:00) → 一ノ瀬川(7:20) → 大常木出合(8:20) → 会所小屋跡(10:20) → 縦走路(12:20) → ミサカ尾根に入る(13:00) → 岩岳尾根に入る(13:30) → 火打谷出合(16:00) → 小常木駐車場(16:30)


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