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遂に鳥人間になる
斉藤 芳弘

 山をやる人には邪道に写るかも知れないが、今や密かにパラグライダーなるスポーツが流行の兆しが見え始めて来た。要はパラシュートとグライダーの特長を持つ航空スポーツである。極めて操縦が単純でかつ安全性も高いと良いことずくめのスポーツであるから流行しない訳がない。
 好奇心の強い私としても体験しない事にはと思い木島平に有るSETスカイスポーツスクールに入会して3日間のマスターコースを体験してみた。
 1日目は基礎コース、2日目の午後からは標高差150mのコースにフライとする。約1分間のフライトだが地上から50mを滑空し600mを経験出来る。3日目は雨で高々度フライト、標高差650m、滑空時間約5分間は残念だが中止になってしまった、やむなく次回にという事になった。
 とにかく面白いし気分壮快でたのしい。もちろん若いギャル達も男が顔まけのフライトを行っている。安全性と簡単な操縦性が、だれにでもこのスポーツを体験可能にしている。私は男女の別なく、このスカイスポーツを行って見ることをおすすめする。必ずや虜になること受け合う。
 山もただ登るだけでなく山頂から滑空して地上に帰るのも又、良いのではないだろうか、とにかく数分で地上に帰って来る。旋回も自由自在、うまく上昇気流に乗れば滑空時間も自由自在、とにかく面白く楽しい体験する価値は十分にある、私も遂に鳥人間になってしまった。


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