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寸庭川~御岳山~日の出山北稜
今村 信彦

山行日 1987年11月8日
メンバー (L)今村、野田

 11月8日(日曜日)、今回の参加者は野田さんだけだった。その野田さんも風邪を引いて苦しそうな様子。当日の朝、家を出る時は雨だった。ひょっとすると来ないかもしれないと思いながら集合の立川駅へ行く。頼みの野田さんはいました。そして天気は今日一日、雨かも知れないと覚悟を決めていたが、電車が立川を出てまもなく晴れ上がってきました。
 青梅線古里駅下車、寸庭の集落をすぎ寸庭川へ、ここは出合よりほんの少し上がった地点で、すぐ眼下には越沢の本流が見える所。ここより溯行開始。どうせたいした滝はないと馬鹿にしていたせいか、取付くと意外と悪い。全て2~3mの小滝だが、滝が小さい割には釜が深い。続けて五つ位の小滝をすぎるともう滝らしい物は無く、予想以上にひどいヤブ沢だ。沢の中で枝や倒木をくぐり、草をかきわける始末。右岸には車道があるがすぐに終点となり、ワサビ田へ続く草深い小道が沢に沿って登っている。この道をたどり、最奥のワサビ田と思われる所で道は終っている。沢の中はヤブでとても歩く気にはなれず、ここより右へ上る尾根を登る。少し行くと仕事道と合い、歩きやすい登りだが尾根に上る直前草深くなり道が消えかける頃、大塚山の肩の部分にとび出す。大塚山へは一投足だ。ここから日の出山までハイキングコースであり、人も多い。日の出山より北へ真すぐ下る北稜が今日のもうひとつの目的地だ。日の出山からの下り始めが一寸わかりにくいが、すぐにしっかりした踏跡にみちびかれる。途中にはヤブと急下降があり、余り快適とはいえない。下りきった所は御岳ケーブルに向うバス道で御岳駅まで20分の道程だった。

〈コースタイム〉
古里駅発(9:20) → 寸庭橋(9:45~9:55) → 堰堤(10:45~10:55) → 尾根取付点(11:50) → 大塚山(12:40~13:00) → 日の出山(14:00~14:20) → バス道路(15:35) → 御岳駅(16:00)


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