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集中山行 大菩薩
その3 大黒茂谷
今井 敏樹

山行日 1987年9月6日
メンバー (L)今井、川田、山沢、日野

 前夜に小室川谷パーティといっしょに三条新橋まで入り、そこでビバークをする。翌朝、小室川本谷班より少し遅く出発。泉水谷林道をさかのぼり、大黒茂谷に入るはずだったが、林道を行きすぎてしまい、あわてて出合に戻った。予想通り、おだやかな沢で滝やゴルジュもあまりなく、ややものたりない気がした。ナメの美しさも期待したが規模が小さくいまひとつだった。川田さんが竿を出していたが釣れてない様子である。結局はバチャバチャと水につかりながら、のんびりと歩いて来たという印象である。大滝12mを越えて、少し行くと水量も減りやがて水もなくなり、若干のヤブコギで登山道に出た。やがて樹林に囲まれた頂上「大菩薩嶺」だ。のんびりきたためか誰もいなかったが、その代わりに「下の雷岩にいる」との紙袋がかけられており「酒があるかも知れない」とその下に書かれていたので期待と不安の中、数分間下る。小室川谷パーティとほぼ同時に雷岩に到着。一番最後であった。


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