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高川山
佐藤 明

山行日 1988年3月28日
メンバー (L)佐藤(明)、大久保、服部、(館、竹内、平沼)

 前日に南岸低気圧が通ったため、関東地方は久々の大雪。当初予定していた雁ヶ腹摺山は登山口までタクシーが入らないとのことなので、急きょ行き先は高川山に変更となった。
 この山は中央線初狩駅より徒歩2時間。標高976メートルの手軽な360度、展望台と私の愛読書「展望の山旅」に出ている。どうも私の山の趣味は手軽に登れて、展望がよくて、温泉があること。あわよくば山菜などのおみやげを調達できるところとますます軟弱、実益志向に固まってきてしまったようだ。
 今回のメンバーは計6名。思慮深い服部氏と親分肌の大久保氏、そして入会希望のかわいこチャン3人。独身貴族の両名はいつになく張り切っているようだ。
 前夜の大宴会場大月駅を後に電車で一駅、初狩駅よりの登り出しは7時45分。快晴の下、25センチ位のラッセルは快い。ツルツルの急登にあえぎながらも10時30分頂上着。さすがにすばらしい眺望だ。富士山や道志の山はもちろんのこと南アルプスまでも遠望できる。無風の山頂でのんびりし、11時30分下山開始。だいぶ転びながらも1時間で初狩に戻る。
 今回の温泉は真木鉱泉。タクシーは乗車940円なのに、迎車と戻車料として追加700円も取られてしまう。もう大月タクシーには二度と乗らないぞ。
 それに反し風呂は良好。岩風呂で鉱泉にしては大きな湯舟だ。今年の信玄ブームにあやかろうとあちこち改築したらしく、ロビーも広々としていてゆっくり出来た。ちなみに風呂代は750円でした。また初狩駅では、夜9時より朝6時まで乗車証明書発行機が作動している。


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