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上越山スキー
勝部 辰朗

山行日 1988年3月12日~13日
メンバー (L)勝部、鈴木(章)、遊佐

 3月11日、上野発20時頃の列車に乗り、一人淋しく酒を飲みながら揺られて行く。水上駅に着いた時はベロンベロンであった。
 駅の待合室で性懲りもなくまた飲んで寝こむ。翌朝ハタと目覚めたら、アッコちゃんが横にいた。二人で始発に乗り越後湯沢へ行き、ロッカーに不用の荷物を置いて、湯沢スキー場のロープウェーに乗る。
 完全な二日酔いで吐く息が気持ち悪い。リフトの最上部まで歩き、朝飯をたべる。この頃から雨が降り出して視界は10メートルぐらいしかきかない。おもむろに石打丸山スキー場へ向けて出発する。雨で雪はベチャベチャで、先も見えず下りの所でも思いっきり滑れない、もっとも晴れていても私の場合は同じようなものなのだが。しかし、ツアー用に標識が立てられているし、地図を良く見て行けば視界が悪くても迷うことはない。
 丸山スキー場の最上部に着き、サッソウ?とゲレンデを滑り下りる。最下部のリフト券売場の横で、スキーヤーや地元のオッサン達に見つめられながら、鍋物をつくり飯を食い、ついでに酒をちょこっとやる。石打スキー場より湯沢まで列車で戻り、駅前の温泉銭湯に入り、湯沢駅の待合室でアッコさんと仮眠する。
 13日の朝目覚めると、遊佐さんがいた。今日は三人で飯土越えだ。タクシーで岩原スキー場まで入り、リフトで上まであがり、早速すべり始める。
 天気はきのうと打って変わってピーカン。途中の見晴らしの良い鞍部で酒を飲み、日向ぼっこをしたり、ナイロン袋でスベリ台を楽しんだりして遊び呆ける。そしてまた石打後楽園へ向けて滑り下りる。ゲレンデにて少し遊んでから帰路につく。
 二日間共ゲレンデからゲレンデへの手軽なスキーツアーで、宿泊所もまあまあだし、風呂もありで、こういう山スキーもたまにはよいではないか、もっといっぱい来ればよかったのにねー。
 それから石打方面から飯土山への尾根を登るのも、この時期おもしろいのではと思いました。飯土山のピークを踏む機会はあまりないから、もの好きな誰かさん来年あたりやってみませんか。これでおしまい。


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