トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ267号目次

川場谷~武尊山(GOGO山行)
野田 昇秀

1988年7月16日~17日
メンバー (L)鈴木(章)、今村、勝部、野田

 7月16日、天候雨のち曇。
 沼田駅からタクシーで桐の木平リンゴ園上のキャンプ場まで行く。沢登りの仕度をすませて沢に入るとすぐに魚止の滝になる。右側を高捲きしばらく行くと平滑になる。何日か前から降り続いた雨で水量が猛烈に多い。水圧でナメを滑り落ちそうになったり、バランスを取るため手をついたら、手首から背中まで水が流れこんだり、悪戦苦闘の連続である。ウナギの寝床状の小さな滝の直登で全身ずぶぬれになってしまった。またまた雨が降り出す。
 小さな滝も水量が多くて登れず高捲きの連続である。釣師が通る沢ぞいの通ばかり歩いていた印象がある。8mの大滝は左側を高捲き懸垂1ピッチで沢に下りた。左側にスダレ状の美しい滝で記念写真を撮った。
 水量が多かったせいか1日で抜けられず、勝部さんが見つけてくれた笹薮の上にテントを張った。
 7月17日、天候曇りのち雨。
 朝、時々雲の切れ間が見えるようになった。7時に晴を期待して出発する。30分ほどで水流がなくなり藪漕になる。どうやら沖武尊左側の密笹帯に入ったようだ。はい松、石楠花を含んだ2時間の藪漕ぎでやっと稜線に出ることができた。
 山頂から宝台樹スキー場へ下山途中に又雨にやられた。上の原入口バス停近くの露天風呂に一浴して帰宅した。


トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ267号目次