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雨の妙義山(GOGO山行)
菅原 康之

山行日 1988年7月24日
メンバー (L)勝部、川田、伊藤、川又、別当、菅原

 私は、裏妙義の山々には一度も踏みこんだことがないので、今回の谷急沢遡行は楽しみにしていました。20時に新宿スバルビル前に集合して6名全員が集まったところで、車2台に分乗して出発する。23時30分ぐらいに中ノ岳神社下駐車場に到着。雨も降ってきたので早速テントを張り宴会となった。明日の山行が危ぶまれる。
 翌日も天気は雨で、朝の出発が出遅れたので、谷急沢は中止とのこと。しかし、このまま帰るのはもったいないので、急きょ妙義山(白雲山)に登って磯部温泉で汗を流し、アルコールを飲んで帰るというコースに変更になった。
 軽く朝食をすませて、今日の登山口である妙義神社の駐車場まで車を移動する。小雨の中駐車場にて身支度をして9時すぎに歩き始める。なかなか立派な妙義神社の境内を進み、右手に伸びる樹林の中登山道をたどる。途中から岩混じりの急坂となり短い鎖場をこえると、大ノ字の展望台に着くがあいにくの天気なので視界はない。右側へトラバースぎみに登山道を行くとまた、樹林帯のむし暑いぬかった急坂を上へ上へと進むと奥ノ院に突き当たる。ここは大きな岩が行く手をはばみ、御神体が岩のほら穴にまつってありなんとも不気味である。我々は右手の岩壁を鎖を伝って登るが濡れているので少々イヤラシイ所である。何ヶ所か鎖場を通過すると廻りの木も低くなり尾根に出る。小ピークをいくつか越えると、知らずに白雲山を少々やりすごしてしまうが、すぐに戻り山頂に着く。何もさえぎるものはない所であるが、あいかわらずガスがかかっているため展望は無し。
 ここで腰をおろして昼食とする。30分ぐらい休んだのち下山を開始する。下山路は来た道を下るため滑らないように注意をはらった。1時間ほどで妙義神社駐車場に到着。第二弾の磯部温泉へと向い汗を流し、第三弾のアルコールを少々飲んで帰路についた。

〈コースタイム〉
妙義神社(9:15) → 大ノ字(10:15) → 白雲山(11:00~11:30) → 妙義神社(12:45)


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