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荒船山(GOGO山行)
金子 隆雄

山行日 1988年11月20日
メンバー (L)金子、勝部、遊佐、別当、菅原、(大内、重信)

 55山行の55の山の一つ荒船山へ行ってきた。荒船山は妙義荒船佐久高原国定公園に属し、長野県と群馬県の県境に位置する。大海の荒波に浮ぶ船のような形から荒船山と名付けられたという。平坦な山頂は南北に約2kmあり、北端は艫岩と呼ばれる高差170mの大絶壁となっている。ピークは南端の行塚山(経塚山とも京塚山ともいう)で1422.5mで三角点がある。
 前夜発の普通電車で上野を出発、高崎駅で仮眠。前夜の酒のせいか、寝過ごしてしまい朝一番の上信電鉄に乗りそびれてしまい、下仁田駅に着いた時にはバスはもうなくてタクシーで相沢まで入る。相沢で朝飯を詰め込み、よく整備された登山道を歩きだす。岩小屋を過ぎた辺りから雪道となる。最後の急登を一気に登り詰めると山頂に出る。山頂といっても行塚山ではなくトモエ岩との分岐である。ここまで約2時間の行程だ。分岐からほんの少しでトモエ岩で、立派な小屋がある。小屋は閉鎖されているが、半分は東屋風になっており休息所になっている。
 ここからの展望は素晴らしい。目の前に遮る物がなにもないので遠くまで見渡せる。雪をまとった木々がアーケード状になった平坦な道を行塚山へ向かう。星尾峠への分岐から10分ほどの登りで行塚山へ到着。写真を撮って、来た道を戻ってトモエ岩の小屋でゆっくりと昼食にする。朝からずうと曇っていた天気が時々晴れ間がのぞくようになってきた。
 小屋から40分ぐらいで相沢まで一気に下り、バス停のある三瀬まで歩く。三瀬の少し先に荒船鉱泉があるが、入れるかどうかわからないということで今回はパスして帰った。


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