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子持山(GOGO山行)
重信 美香

山行日 1988年11月27日
メンバー (L)中沢、千代田、荒川、大泉、今村、市川、重信

 「いったいどうしちゃったの?山へ行くなんて言いだして・・・・」
 まわりの人は本当に驚いている.それも無理はないと思う。学校の遠足でしか山に登ったことがない。体力だって自信ない。その上かなりの方向音痴。驚かれてもしかたない要素は、すべて持ちあわせている。
 だから今回の子持山は、きちんとした意思を持って登った二つ目の山ということになる。一つ目は前回の荒船山。子持山でもきっと、荒船山に負けない感激と筋肉痛を残してくれると思いつつ、11月26日夜、車に乗り込んだ。子持山入口まで車は入り、テントと車に別れて、その日はぐっすり。
 翌朝、天気はなかなかいいようだ。8時10分に出発。リーダーの中沢さん、千代田さん、荒川さん、大泉さんは岩登りを、今村さん、市川さん、私の3人はハイキングと分れたが、頂上までは一緒に登ることになった。30分ほど登ると"シシ岩"が現われた。いつかはこんな岩を登ることがあるのだろうか。みんなは夢中で岩の話をしていたが、私はひと休み出来たことがうれしかったりして。
 子持山には雪はなく、落葉と石がゴロゴロしていた。なれない私は歩くたびに石をけり上げ、すぐ後を登ってくる今村さんにはかなり迷惑だったと思う。「落葉の上を歩かない方がいいよ」「一歩ずつ、しっかり踏みしめて登るといいよ」。今村さんのアドバイス。本当に初歩的なことが判らなくてごめんなさい。
 登るごとに視界が開けてきた。最高のお天気!!だけど頂上はまだ? 上ったと思ったら下って、また上ったと思ったら下ったりして、やっと頂上に到着、9時50分。それにしてもなんてすばらしい天気、そして360度、見渡すかぎり山、山、山。こんないい眺めはそうあるものではないらしい。きっと山が歓迎してくれたんだね。うーん大満足!
 10時50分、二つに分れて下で落合うことにした。13時50分に子持山入口に戻ってくるまで、何回も休憩がとれて、景色も充分に楽しめた。なにか食べてばかりいたような子持山だった。
 翌日、筋肉痛にはならなかったけれど、しっかり体重は増えていた。

〈コースタイム〉
子持山入口(8:10) → 尾根(シシ岩下)(8:45~55) → 子持山頂上(9:50~10:50) → シシ岩頂上(11:30~12:30) → 子持山入口(13:50)


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