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日光手分け分散攻撃(GOGO山行)
その2 日光白根山・温泉ヶ岳
今井 敏樹

山行日 1988年10月14日~15日
メンバー (L)今井、服部、大石

 10月14日、上越線で沼田ヘ向かう。尾瀬へ向かう人達で駅は満杯であった。仮眠をとった後、バスで菅沼ヘ向かう。途中鎌田で乗り換えたため菅沼到着は陽がかなり高くなっていた。天気は良好。本来なら紅葉まっさかりであるが、今年は紅葉より前に新雪がきている。樹林帯の中を大石さんを先頭に登っていく。思ったよりきつい。弥陀ヶ池のあたりは墨絵の世界である。ここから白根山のピークを目指す。途中ガラガラの急登が凍っているところがあり、一人苦労したところがあったが無事に頂上へ着いた。展望はよく日光連山や湖沼が良く見えた。ここより金精峠へ向かう。いったん五色沼へ降りた後登り返す。ペースは遅くなかなか進まない。何とか五色山を越え国平分岐付近で幕を張ろうという意見が出るが、明日のことを考えて前に進むことになった。途中の金精山付近の下りは、ガラガラの急下降であり、そのうえ北側の斜面なので凍りついていていやらしい。ゆっくりと慎重に進むことになる。やや薄暗くなった頃、金精峠に到着。先行パーティが既に2張テントを張っていた。簡単に夕食をすませ、明日にそなえる。
 10月15日、温泉ヶ岳目指して出発するが、捲き道から頂上へ行くルートが見つからず、ヤブに突入する。雪が積もった針葉樹の間をひたすら進むと踏跡が現われる。それをたどると頂上へ。何も見えないので写真を撮りすぐに引返す。幕場に戻りくつろいだ後下山した。金精トンネルのバス停まで登山道を、更にバスがないため車道を湯ノ湖へ下り、温泉寺の温泉に入り、今回のフィナーレとなったのである。

〈コースタイム〉
10月14日 菅沼発(10:30) → 弥陀ヶ池(12:06~20) → 白根山(13:40~50) → 避難小屋(14:35~45) → 国平(15:40~50) → 金精峠(17:20)、泊
10月15日 幕場出発(6:55) → 温泉ヶ岳(7:55~8:02) → 金精峠(8:35~9:32) → 金精トンネル(9:45) → 温泉寺(10:45)

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