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雨乞岳
今村 信彦

山行日 1989年1月16日
メンバー (L)今村、菅原

 穴山の小屋より菅原氏の車でサントリー白州工場の裏手にある登山口へ約30分、今日も天気予報ははずれ青空のひろがる良い天気だ。橋のたもとより右岸沿いの林道を約10分、神宮川の左岸より流入する支流に入ると山道となる。何度も沢を渡りかえしながら道は細々と続いている。本流より離れ大きく高捲く所で左に大きな滝を見る。地図に出ている滝だ。道はこの滝の真上を通る。荒れ気味ながら道は続いているが、余り効率が良くない。この滝の少し先より右の尾根に取り付く。縦横に走るケモノ道を適当にひろい、正味約30分、雨乞岳より延びる尾根上に出る。しっかりした良い道だ。まだるっこくなる位い無理な登り方をせず、うねうね続く道はだるいばかりだ。1600mの三角点のある所より道は急に細くなり、笹が雪で倒れ少しわかりにくい所もある。右には八ヶ岳、左には鳳凰、甲斐駒、鋸と展望はすばらしい。頂上を目前に仰ぐ1700mラインで左より造林小屋からの道を合わせる。やや不明瞭な所もあり、頂上へは苦しい急登だった。予定の時間ははるかにこえ、遅くなってしまった。
 下りは尾根道を快調に下る。登山口の車道に出るあたりに倒木が多いが、立派な良い道で登山口の道標もある。車の置いてある所まで約10分だった。

〈コースタイム〉
登山口(橋)(7:05) → 地図にある滝の上(8:05~25) → 尾根上(9:20~30) → 1700mライン(11:55) → 雨乞岳頂上(12:55~13:30) → 登山口(道標)(16:20) → 登山口(橋)(16:30)


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