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谷川岳西黒尾根
山本 信雄

山行日 1989年2月11日~12日
メンバー (L)山本(信)、今井、別当、荒川、井上(博)

 11日、天気吹雪
 土合の駅を出ると外は吹雪だ、それでもわが三峰は行く。登山指導センターのへんまでくると天神平へむかうスキーギャルをしり目で見ながら西黒尾根へとむかう。ほとんどラッセルはなくトレースがついている。ザンゲの岩場のへんまで来ると吹雪はいちだんと強くなりこれいじょう前へは進めないと判断し、時間はまだ早いがテントをはる。
 12日、天気吹雪
 夜は星が出ていたのに、朝起きると外は吹雪。だいたい谷川の天気はいったいどうなっているのでしょう。8時ようやくわが隊も重い腰にムチをうって出発。先行パーティのかすかなトレースを頼りに前へすすむ。後ろを振り向くと今歩いてきたトレースがもうきえかかっている。10時頃やっと稜線へでると吹雪はいちだんと強くなり、前も後も見えない。赤旗を頼りに進むと鉄塔のしたにでた。吹雪が強いため我々は鉄塔が頂上と決め込んで下山。アイゼンと友達になれない別当氏は、スパッツにアイゼンを3回もひっかけて転倒してしまう。11時30分ごろテント場に到着、その後下山。


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