山行日 | 1989年4月15日~16日 |
メンバー | (L)金子、勝部、山本(信)、服部、石田、荒川、阿部、佐々木、重信、飯塚、安田、菅原、今井、井上(雅)、日野、斎藤、(中村) |
春合宿を目前に控えた4月15、16日で谷川はマチガ沢にてベテラン、初心者取り混ぜ雪上訓練を行った。
土曜日、あまりパットしない天気の中、マチガ沢へ向かう。雪は思ったほど多くはないようだ。マチガ沢の出合いにテントを設営し、少し休息の後、早速訓練に取り掛かる。当初はマチガ沢の中で行う予定であったが、どこでやっても大差ないと言うことで出合いの直ぐ近くの尾根の斜面で行う。雪は融雪がすすんで訓練には適さない状態だが、その中で雪上歩行、耐風姿勢を午前中に、午後からは遅れてきたゲンさんも交えて、滑落停止、雪上確保術と一通りの訓練を行った。最初はなかなか旨くできなかった人も、繰り返し練習しているうちになんとか格好がついてくる。こういうことは、やはり飽きるほど繰り返して、体に覚えさせることが大切なのだ。アイゼンワークは、雪がベタベタで団子になるだけで意味がないと判断し、省略した。夜は焚き火を囲んで一杯やりながら夕食。夕食のメニューが何であったかもう覚えていない(なにしろこれを書いているのはもう7月なのだ)。夕食が終わるか終わらないうちに、雨が降り出してきて、朝までやむことはなかった。
翌朝は土砂降りで、このぶんだと後発組は来ないだろうとテントの中でゆっくりと寝ていると、意外にもやって来たのである。感心、感心! 雨はしばらく降り続いていたが、やがてやんだので後発組は雪訓へ出かけていった。昨日来た連中は、今日は何もしないことにしてテントを撤収し、雪洞掘などして時間つぶし。土合駅で待ち合わせをし、我々は一足先に下山する。土合駅で春山合宿の打ち合わせを行い、その後水上へ出て後はお決まりのコースで温泉へ入って帰途につく。