トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ270号目次

平標山へ山スキー
中沢 道夫

山行日 1989年3月26日
メンバー (L)中沢、江村(し)、佐々木、井上(博)、今井、菅原

 平和合を10時30分に出て、朝霞台で菅原さんを乗せて出発。三国峠で雪がちらつき始めた。元橋に1時頃着いた時には、非常に寒く風も強かったので、明日みんなで風呂にはいって帰ろうかなどと言っていたぐらいだった。
 朝、起きてみると快晴であった。朝食後7時に出発。始めからシールを装着して歩き始めた。林道を1時間近く歩いたが、雪が例年にくらべて少ないので、比較的歩きやすかった。
 途中から夏道沿いに尾根にとりついた。傾斜はゆるい所から段々ときつくなり、スキーを脱いで登った者や、クラストしている部分はスキーアイゼンをつけて登った者もいた。雪の状態は、昨日降った雪がうっすらとつもっている所や、やわらかくてもぐった所などもあり、登りずらかった。その為、後方からきた別のパーティーに追い越されてしまったりもした。稜線からは傾斜がゆるかったが、多少クラストしていて、この頃になると疲れが出て来て頂上がいやに遠く感じた。
 11時30分、頂上にやっと到着した。天気は良いのだが、風がとても強かったので眺望を少し楽しんでから風のない所まで下った。南西の方角に富士山がうっすらと見えたが、誰一人カメラを持参していなかったことは残念であった。
 下りは、雪が腐っていた為、スキーがよく滑らなかったので次回来た時には北斜面を滑りたいと思う。初めてシールをつけて登り、中々疲れたが、天気も良く眺めも良かったので楽しい山スキーであった。


トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ270号目次