トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ271号目次

白砂山
勝部 辰朗

山行日 1989年7月22日~23日
メンバー (L)勝部、服部、斎藤、(澤地)

 7月22日(土) 朝8時位の上野発の列車にて出発する。
 今日の例会は、新人募集で入って来た人向けに計画したものでもあり、19日のルームに説明を受けに来てくれた澤地恵利子さんを半ば強引に参加させてしまった山行となった。
 天気は上々、高崎で乗り替え吾妻線の長野原駅に着き、タクシーで野反湖まで入る。登山口に着いたのは午後2時位。早々に登り始めるが、この頃より生憎の小雨が降って来て、雷もなりだした。
 道はぬかるんでいて、田植をするような所もあり、ルームで澤地さんに「ジョギングシューズでいいよ」と言ってしまったため、彼女は素直にその通りにして来たので、気持悪そうだし歩きにくそうで、かわいそうな事をしてしまった。この時間から登り始める人もいないので、我々だけの山行となるが、さびしさをまざらわすに余りあるブヨの歓待を受ける。
 頂上には6時到着。三角点のあるピークには4・5人用のテント一張はれるスペースがあった。
 ピークからの眺めは最高で、鳥甲山、苗場山、岩菅山等々、360度の展望が楽しめた。延々と緑の山ひだが続き、視界には人工の物は一切入って来ない。山深い所に来てしまったという感じだ。
 翌朝6時すぎに元来た道を、本数の少ないバスに間に合わせるベく下る。10時のバスに乗り、花敷温泉まで下り、昼めしを食った後、ただの共同浴場で汗を流した。


トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ271号目次