山行日 1989年12月17日
メンバー (L)山本(信)、飯塚、斎藤、大泉
冬合宿前の最終調整ということで、行者小屋をベースに12月16・17日の2日間で企画された。16日は全員で阿弥陀岳を登り17日は3パーティーに分かれ、それぞれ赤岳のピークに立った。天気は2日間共に良く、各自それなりに充実したのではないかと思う。
12月17日、晴れ。メンバー: (L)山本、飯塚、斎藤、大泉
行者小屋7:00
取付8:00
終了12:30
最初、赤岳沢を進むが、すぐ文三郎尾根にもどる。文三郎尾根をかなり上に登ったあたりから、取付へのトレースがついており、そこから南峰リッジ目指してトラバースする。出だしは風穴状の所をくぐり、前後にホールド・スタンスを求める2・3mの岩登りとなっている。さらに段違いになっている岩を越えてから、岩稜を右斜上するとコルに着く。コルからの登りは3m位のフェースで(ランニング1本取る)それを越えると、やさしい岩稜が続く。あとはピークまで、短い凹角状の岩登りを数回含め、いずれも傾斜のゆるい岩稜、雪稜をたどって行くだけである。(唯一のポイントといわれる、凹角を持つ4mばかりの岩峰というのも、どこだか分からなかった)
登はんスタイルとしては、時間短縮のため、8mm60mザイルで、一人リード、ザイルを固定しユマールで飯塚・斎藤が登り、ラストがノーザイルという形を取った。(1P目山本リード、2P日以降大泉リード)
今回は雪が少なかったので、楽勝であったが、もっと付着していればもう少し手こずったと思う。いずれにしても、ただの尾根歩きだけでは物足りなくなった人には最適のルートだと思う。飯塚さん、斎藤さんは1年を通して、けっこういいところを登ってきているので、かなり力がついてきていると思う。これからもどんどんチャレンジしてもらいたいと思う。