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山伏岳
阿部 梨枝子

山行日 1990年3月17日~18日
メンバー (L)勝部、川森、小林(健)、阿部、(吉田)

 はっきり言って、もうほとんど何も覚えていません。だって、3ヶ月以上も経ってしまっているんですから。3日前の事だってまともに思い出せないのに、今更3ヶ月も前の山行の原稿を書いてほしいなんて言われたってそりゃあ無理ですよ、と言ってみたものの、強引な言葉につい素直に「ハイ」と返事をしてしまった。引き受けてしまったからにはやはり何かしら書かなくてはいけない。でも覚えているのは、梅ヶ島温泉のお湯がやけにぬるかったことぐらい。これじゃ山行報告にはならないので、地図や写真を引っぱりだしてあれやこれやと考えているうちに、とりあえず時間等については非常にいい加減ですが、思い出した事を適当に並べて報告にします。

 金曜の夜、スバルビル前に集合し、小林さんの車(川森さんの車だったかもしれない)で出発する。翌17日は、たしか薄曇りのようなお天気だった。登山道はワサビ田の多い沢沿いの道から始まっていて、雪も思っていたよりずっと少なく、頂上近くで膝あたりまである程度。3時間か4時間位歩いて幕場に着いたのはまだ12時前だった(ような気がする)。幕を張って頂上へ行ってみると、そこはキャッチボールができそうなくらい平担で広く、一面雪に覆われていて、とても気分のよいところだった。展望はあまり良くはなかったが、南がちょっと見えていた。しばらく遊んだあとテントに戻ってからは、例によってウダウダと過ごし、早々と7時頃に就寝。
 翌日も天気はいまいちで、登りと同じコースを下り、みんなビニール一杯のワサビをお土産に、梅ヶ島温泉に寄ってから帰京した。


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