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三峰神社参拝
勝部 辰朗

参拝日 1990年9月30日
参加者 勝部、田原、広瀬、鈴木(嶽)

 二年に一度恒例の三峰神社参拝は、今回については全員参加とせず、会長と委員長は必ず参拝し後は自由参加とした。安全登山の神頼みは年寄りに任せて、現役は山に行って実を養って貰った方が有意義なのではと考えたからである。ただ、もう一歩考えを進めて、現役はこの日に二回目の救助訓練を実施し、実力で安全登山を画るということまでやれば良かったなと思ったりもした。
 今回の参加者は、会長の田原さんと委員長の私、広瀬氏と山形より馳せ参じてくれた鈴木(嶽)さんの四人でした。
 9月29日(土)PM3時頃田原さん宅に集合し、田原車に乗って夕方6時頃神社の駐車場にオートキャンプ用のテントを張った。
 さ~俗世の汚れを落すべく、お清めの大宴会を始めよう。さしみに寄せなべ、玉子豆腐に松茸のホイル焼き等と豪勢な料理で延々と酒の尽きるまで宴は続く。メンバーがメンバーだ。ビール酒ビンゴロゴロで、髪の毛から足のつま先まで酒で清めまくった。
 小キジをぶちに出ると、和名倉山の上にまん丸のおぼろ月が昇っている。場所はご神体が狼の三峰神社の森。やはりここは吠えねばなるまい。アオーアオーン、ワオーンと吠えまくってその夜は呆てた。
 夜中より台風の影響で大雨となり、ベロベロで寝たからテントの入口は大口を開けたままだし、舗装の上に張っているからテントの中を水が流れるはで、朝起きたらモンちゃんは濡れ濡れのふとんにくるまって、すまきの土左衛門のような格好で寝ていた。
 9月30日(日)9時前に受付を済ませ、9時半よりご祈祷を受けた。大雨のため神殿にはもう一組の人達がいるのみなので、神様もよく覚えていてくれそうで、ありがたみのある参拝となった。祈祷料五千円を納め、安全登山のお札を受けた。このお札は、会長宅に保管して載いております。神社の食堂でビールで打ち上げをし、ドシャ降りの雨の中車で帰ってまいりました。
 会員の皆さん、神様は我々をお守り下さっております。信じる者は救われるのでございます。安心して山に登って下さい。
 でも、やっぱ安全登山は一人一人の実力で! 自分を守るのは自分しかいないのですぞ。夢々お忘れめさるな。


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