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大源太山
五十嵐 慎一

山行日 1991年6月9日
メンバー (L)菅原、川又、大久保、鈴木(章)、石山、香山、五十嵐、(谷川)

 6月8日(土)吉祥寺駅に夜10時集合。所要時間を読み違え40分も早く着いた私は集合場所のロッテリアを探すが見当らず。交番で聞いたところ、ロッテリアは数ヶ月前に閉店したとの事。仕方がなくその跡地でメンバーを待つ。集合時間迄にはほぼ全員がそろうが、閉店したとは知らずロッテリアを求め商店街を探しまわったT氏が若干の遅れ。その後菅原さんの新車で越後湯沢を目指す。
 途中何事もなく1時30分頃越後湯沢到着。登山口の林道を車で入ろうとしたが、道路が掘起こされていて進入できず。少しいった先の青少年旅行村(?)の駐車場に設営。就寝前の一杯ではO氏とAさんを中心に「キジ」の話ばっかり。
 6月9日(日)7時00分起床。梅雨の中休みで天気は快晴。とりあえずテントをたたみ車に放り込み出発。30分程歩いて大源太川の河原で朝食とする。
 その後は大源太川・北沢に沿って歩く。北沢と別れて900メートル頃から急登となり、虚弱体質の私はたちまちペースダウン。先頭集団とは急速に差が開いていく。 1100メートル付近で稜線に出ると、あまりのスローペースに業を煮やした川又さんは「お先に!」の一声と共に走り去った。(信じらんない。)
 先頭集団に遅れること半時間、10時40分頂上着。頂上からの展望は大変にすばらしいものでした。
 少し早めの昼食後、11時30分下山開始。下りは楽勝と踏んだ私が馬鹿でした。登りに2時間半程の道のりを、休憩無しの約1時間で下るという強行軍。(強行軍と感じたのは私だけかも。)北沢に着いた頃には、膝はいうに及ばず腰までガクガクの有様。しかし沢で冷やしたビールは最高でした。小さいながらサンショウウオもいたし。
 30分程の休憩後出発。半時間程ゆるやかな道を下り大源太川の渡河地点へ。足腰に力のはいらない私は、安易に足場を選んだのが災いし、苔むした石ですべり川へ転落。膝は打つし腰から下はぐっしょり。こんな時に限って着替えは無いし。(そういえば午前中渡った時は石山さんがこけとったナ。)
 越後湯沢で湯につかり、駅で本日3度目の昼食をとり一路東京を目指すが、ぬれたズボンの私はとてもミジメな気がしました。
 今回の山行は梅雨の真っ最中にもかかわらず天気に恵まれ、風にも助けられ大変によかったと思います。
 最後に私のために殿軍をつとめていただいた皆さん、ありがとうございました。

〈コースタイム〉
青少年旅行村駐車場(7:00) → ヒロクボ沢(8:30) → 大源太山(10:40~11:30) → 北沢(12:30~13:00) → 青少年旅行村駐車場(14:10)


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