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救助訓練報告
菅原 康之
参加者
13日 山本(信)、勝部、秋場、城甲、金子、佐藤、飯島、荒川、今井、中田、菅原、飯塚
14日 山本(信)、勝部、秋場、城甲、飯島、荒川、今井、中田、菅原、飯塚、田原、植村、服部、大泉、斎藤、阿部、鈴木(章)、香山、高木、谷川、福間、澁谷

 平成2年7月13日14日の2日間で、救助及び救急法の講習会を丹沢水無川周辺にて実施しました。
 7月13日土曜日当日は、天気もまずまずで朝9時頃に会員が集まり、私と秋場さんの車に分乗してモミソ岩に向かう。
 モミソ岩にて山本ゲンさんの指導のもと岩場における救助技術の習得としてまず、懸垂下降時の停止のしかた、ザイルの仮固定、独立分散、流動分散での支点のとりかたや墜落時の宙づり脱出用のプルージック登りそして岩壁での収容と搬出(プルダウン法)、またザイルを接続して降ろす方法のデモンストレーションを行ない、会員みんなが実際に行なって学んだ。岩場での練習なので一歩まちがえば事故になりやすいので気を入れて行ない、無事終了しました。
 夕方より大倉キャンプ場(なぜか無料)にていつものように飲めや食えやまた飲めやの宴会になり、話や花火に花が咲き、またある人は応援合戦に熱が入り夜のふけるのも忘れるのであった。
 7月14日日曜日、朝目ざめると外は雨模様で今日河原で行う救急法、搬送法の場所に少々頭を病める。しばし考えた末、去年使った水無山荘の2階を昼まで借りて行なう事になった。9時頃には本日参加の会員も続々と集まり、さっそく場所を変えて始める事にした。まず班分けをしてから、救急法の概要を説明し、今井氏の実演による人工呼吸、心臓マッサージの説明に始まり、阿部さん斎藤さんの三角巾による使用方法のデモンストレーションを行ない、勝部さんの止血法の説明及び実演を行った。
 昼近くになり雨も上がったので、午後は河原に場所を変えて搬送法と骨折時の副木の説明と実技を行なった。実際に班ごとで、いまある物を利用して副木をあてたり、ザイルやザック、シート等を使って担架を作ってみたり、また実際に人間をかついだり運んだりして、いかに大変かを味わっていただいたと思います。以上2日間にわたって行ないましたが、説明不足等で理解しにくい点があったかもしれませんが、これをステップに各自反復練習をして身に付けていただき安全登山を行なって下さい。


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