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六ッ石山
飯塚 陽子

山行日 1992年11月15日
メンバー (L)飯塚、菅原、青沼

 一応、訓練山行ということで"ボッカ山行"を計画し、奥多摩の六ッ石山に行ってきました。
 この日は、早起きをして朝9時に奥多摩駅に集合。メンバーは、菅原氏、"タマちゃん"こと新人の青沼さん、そして私の三人です。お天気も良くて、さっそく近くの河原に下りて、ボッカの為の石を ザックにつめることにしました。各自、ビニール袋に小さめの丸い石をつめて、菅原さん持参のヘルスメーターで計量。この日、いまいち腰の調子の良くない菅原さんは20kg強、私もそれにつき合って20kg、そして馬力のあるタマちゃんは+3kgで23kgと、それぞれ石の入ったザックを背負って出発。
 六ッ石山に続く石尾根は、急登な登りはほとんどなく、緩やかな歩きやすい道のりです。一ヵ所ぬかるみの細い道があったのですが、タマちゃんはそこでド派手に転んで、全身、なんと顔まで茶色く染めてしまったのでした。三人で爆笑の場面でした。
 こうして始めは調子よく歩けたのですが、3時間も背負って歩いていると、けっこうしんどくなってきて、軽ザックで軽やかに歩いていくハイカーを、うらめしく横目で見ながら、最後のひと登りをして13時40分にやっと六ッ石の山頂に到着。この日は、外人さんの集いの山行があったらしく国際色豊かな六ッ石山の山頂でした。山頂では無事にボッカできたということで、とん汁で乾杯。お腹も一杯になって、まわりの人影もなくなってきた頃、私達も下山を開始。下りも同じ石尾根をコースを変えて下山し、すっかり日の暮れた頃、奥多摩駅に到着。そのまま電車に乗って帰路につきました。
 ボッカ山行は、あまりおもしろいものではありませんが、色々な面で鍛えたいと思っている人は、良い訓練になりますので、是非試してみて下さい。

〈コースタイム〉
奥多摩駅(9:00) → 河原(10:00) → 六ッ石山(13:40~15:10) → 奥多摩駅(17:20)


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