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93年の終わりに思うこと
飯塚 陽子

 私が、ふとしたきっかけで山を知り、この三峰山岳会に入会して何年かの月日が流れ、そして60周年記念号の為の原稿を、今こうして書いている私がいます。よくあるセリフだけど、本当に人生なんて不思議な巡り合わせで、できているなぁと書きながら、つくづく感じているのです。
 三峰に入会してから本当にたくさんの山に登ることができ、そして一口では言い表せない程、色々な事がありました。今年93年は、60周年行事の海外遠征隊のメンバーにも入れていただき、あのマッキンリーにも登る事ができました。海外の山に登るなんてことは、入会前は夢にも思わなかった私にとって、これも一生忘れることのない出来事でした。その感動も冷めやらぬ今、山に行くことがこんなにも生活に密着してしまうようになるなんて思わなかったことも実感しています。これも全て三峰山岳会のせい!?いえ「お陰です」と、感謝しています。
 この三峰のオールラウンドな山行活動を、これまで重ねてきて、私にとっては山に対しての楽しみ方や感動も数倍に増えました。そして、沢も岩も縦走もヤブ山も、雪山、山スキー、氷、もちろんきわめつけの温泉等の山行に、行かせてくれる機会と教えてくれる人達も三峰にはいます。そして欲ばりな私が、それらの山行に顔を出し、少しでも足を踏みこんでみると、苦しい時もあるけれど行ってよかったなぁとも思わせてくれるのです。新しい世界が広がったような気分になるのです。
 やっぱり私は、これからも色々なジャンルの山に行きたい。できればこれからもずーっと(とりあえず100周年までは・・・と思った自分が恐い・・・)とにかく、笑いと感動を求めて登り続けたいと思います。三峰の皆様、これからもよろしくお願い致します。


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