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糸沢家老岳
勝部 辰朗

山行日 1994年4月9日~10日
メンバー (L)勝部、水田

 東武浅草駅に朝7時50分集合。参加予定の谷川氏が背広姿で現われ、急に行けなくなったとのこと。3人で4、5人用のテントを用意していたが、2人で4、5人用を使うことになった。広々としてよいが、ボッカ山行と寒々とした夜を過ごすことになりそうだ。
 8時10分発の快速で七ヶ岳登山口に11時40分着。羽塩沢沿いの林道を歩き、道が二俣に分かれた所でスパッツを着け尾根に取り付く。雪の付いたまばらなヤブ尾根を登り、1218mの小ピークに出たあたりより静かな雪山のいい雰囲気になって来た。小雪が舞う中家老岳への稜線を登り詰める。家老岳のピークは樹林の中で展望はあまり利かないが、明大ワンゲルの小さな山名プレートが木に打ちつけてあり、平らな好幕営地だった。
 翌朝、小雪の中松倉山へ向けて、ルートファインディングを楽しみながら進む。1098mピークあたりは植林作業が入っており、裏山ハイクの感じである。松倉山は展望バッチリで、七ヶ岳が前面に雪をつけた偉容を見せる。荒海山、燧ヶ岳、会津駒、男鹿山塊が望める。松倉山よりの下りは刈り払われた踏み跡があり、会津の展望台へのハイキング道になっているようだ。天気も晴れて来て、いい残雪ハイクになった。
 今回はトップを全て水田君にまかせたが、家老岳からのやや複雑な稜線を、よく地図地形を読みリードして行ってくれた。水田君に花マルを差し上げよう。

〈コースタイム〉
9日 七ヶ岳登山口(11:40) → 尾根取付点(12:20) → 家老岳(15:30)
10日 家老岳(6:00) → 松倉山(9:00) → 七ヶ岳登山口(10:30)

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