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根子岳スキーツアー
菅原 康之

山行日 1994年12月23日
メンバー (L)菅原、山沢、高木、石塚

 当初は、夜行日帰りで乗鞍岳スキーツアーを予定していたが、少々無謀なので急遽場所を変更して菅平の根子岳にしました。

 12月22日の夜10時に府中市内の分倍河原駅に集合しました。メンバーは、山沢さん、高木さん、石塚さんと私の4人です。一路車は所沢インターより関越道を藤岡ジャンクションまで走り、上信越道に入って佐久インターで下りました。夜半になって目的地の菅平スキー場に到着、無料駐車場にテントを張り軽く宴会をして床につく。

 12月23日、テントから顔を出すと外は素晴らしい天気なので、早々に朝食をすませて身支度をする。心配していた雪もこの時期にしては、まずまずあるので問題はなさそうだ。私はテレマークスタイルで3人は山スキースタイル、山沢さんのスキーが新品なので、とても輝いていました。
 菅平スキー場内のリフトを利用してゲレンデの最上部まで運んでもらう。出発点でシールを貼って地図と根子岳を見くらべるが、ピーカンなので迷わずに行けそうである。全体的にゆるやかな登りで気持ちがよい。体調を整えながらゆっくりと高度を上げて行くと視界が開け、バックには北アルプス連峰、妙高山、八ヶ岳等素晴らしい展望が望める。途中避難小屋を通過し、しつこいくらい立っている指導標に導かれながらオオシラビソの樹林帯に入る。オオシラビソに雪が付着し樹氷ができ始めていた。最後の急斜面を登ると目の前に小さな祠がある根子岳山頂に到着。頂上にて山沢さんご推薦の梅カン酎ハイで乾杯、とてもうまかった。また360度の一大パノラマで気分はサイコー。肌寒くなってきたし、腹もへってきたので下山にとりかかる。雪面は少々堅く、私は何度か足をとられたが3人はスイスイと滑っていく。みんなと前後しながら登ってきたコースをそのまま滑っていく。転び疲れたころ避難小屋に着き、鍋を囲みながら遅い昼食をする。
 日もだいぶかげり始めたので、ふたたびゆるやかな斜面をスキー場目ざして滑り降りる。スキー場内で1回リフトを利用して登りかえしてから、各自思う存分味わって滑りを楽しんでいた。駐車場に戻ると冷え込み始めてきたので早々に温泉に直行し帰途についた。


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