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棧敷山・村上山
原口 藤雄

山行日 1994年5月7日~8日
メンバー 田原夫妻、原口

 当日藤居さんのご主人の具合が悪く参加できず、残念がっている藤居さんの見送りを受け、会長号は一路浅間へ向かった。高速道路は順調で妙義を過ぎる頃には山桜があちこちに咲き、眼にやさしく、新緑の中に浮いて居る様に見られる。佐久インターを降り、小諸の町で会長はアルコールを仕入れ、一番観音の所から右に奈良原温泉の前を通り、地蔵峠を通過し、九十番観音から右の林道棧敷線に入ってしばらくすると篭ノ登山と小棧敷の中間点に着き、左の急な所を岩や木の根を強引に20分で頂上に。広い笹原で心地好さが広がる様だ。天気も良く、湯ノ丸山や篭ノ登山、その肩の所に浅間山が顔をのぞかせている。湯ノ丸のスキー場の下には残雪が光り輝いている。下りは25分で駐車場に着いた。
 山菜が採れず、蕗の薹が少しで持参してきたきのこで天プラ、宴会、大休止。腹ごなしに棧敷山に行くことにする。駐車場の所から登山道がとりついている。
 頂上の手前で美しい笹原が現われ、右へゆるく下ると急な露岩の展望台で湯ノ丸高原や浅間山に連なる眺めの良い所である。分岐迄戻り笹原の中を登って頂上へ。小祠や遭難碑があった。真下には明日登る予定の村上山やその先には田代湖が光っている。
 下りは30分で民宿の「わたらせ」に着いた。道路沿いの宿で一風呂浴び、山女のたたきや、きのこ、ハーブのおひたし、値段の割にはなかなかのもので、予約してくれた藤居さんに感謝。
 ビールをコップ一杯でねむくなる。早々と床に就く。ノンベエさんも一人手酌でのむ酒はまずいらしく、7時半にはフトンに入ってきた。
 村上山は鹿沢国民宿舎本館の脇からとりつく。きれいなロッジが数多く建っている。カラ松林の中、天気も良く、広い林の登りとなり所々タラの芽が見られ、下りに採ることにする。笹原の中に東屋があり、小さな湿原となっていて一周する。しばらくで頂上で、浅間山が美しくなだらかな裾野を広げている。四阿山、上越の山々や草津の山が眺められた。
 帰りには田代湖のそばのつつじヶ丘温泉に一浴。鬼押出し園で観光。
 ナイルに帰り着いて、タラの芽を天プラにし、藤居さんを呼んでタラ腹食べた。
 楽しい山行でした。


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