トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ292号目次

葛葉川本谷
笠原 祐子

山行日 1996年8月4日
メンバー (L)笠原、大久保、高木(俊)、遠山、四方田、(有賀)、遊佐(単独)

 「近い、簡単、小滝が連続する遡行を飽きさせない明るい沢」というガイドブックの記述にひかれて葛葉川本谷に行くことにした。
 8月5日秦野駅に集合。40分の車道歩きを省略するためタクシーで桜沢橋迄入る。10分程歩くと入渓点だが、そこはなんと親水公園に整備されていた。とても沢に行くといった雰囲気ではないが、沢仕度パーティーがいたので我々も後に続くことにした。
 身支度をしながら大久保氏による沢登りの説明が行われた。今回遠山氏、有賀氏、四方田氏の3名は沢が初めてとの事で、サスガは新人育成に定評のある大久保氏である。
 沢は始めはやぶが少々うるさいが、小滝が続き快適に直登できる。沢初めて3人組も、大久保氏、高木氏に見守られて快調のようだ。
 ここは沢入門者に人気があるようで数パーティー程入っており、時々滝の下で順番待ちとなった。ほとんどの滝は直登したが、板立の滝は右から捲き、富士型の滝は正面からは登れなかった。
 遡行開始後3時間程でツメに近い涸沢となった。水量が少ないため3段10mの大滝は全くわからないうちに通り過ぎていた。
 最後のツメで誤るとガレ地獄に入ってしまうので、間違わないようにと祈る思いだったが、案の定ヤッてしまった。しかしすぐに気付いた為トラバースを少ししたたけで、登山道のようなしっかりした踏跡に出た。
 三ノ塔尾根を経て山頂で大休止の後、三ノ塔尾根を経て下山した。
 今回の山行ではリーダー初体験でいたらぬため、大久保氏、高木氏に大変お世話になり有難うございました。又沢初めての3名様、これを機会にどんどん沢に入って頂ければ幸いです。

〈コースタイム〉
取付(9:30) → 林道(11:00) → 三ノ塔山頂(13:00~13:50) → 牛道(14:30) → 戸沢入口バス停(15:30)


トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ292号目次