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冬の甲斐駒一泊二日
清水 健吾

山行日 1997年3月15日~16日
メンバー (L)小幡、小山、清水

 冬の甲斐駒ヶ岳に行ってまいりました。
 3月14日の金曜日、11時新宿発の夜行で辰野、伊那北を通りバスに乗り戸台口へ朝8時着。そこから戸台川に沿って丹溪山荘前を通り北沢峠へと向かいました。
 丹溪山荘を過ぎると次第に積雪が増え、途中の八丁坂は氷のスベリ台の如きでありました。
 北沢峠に午後5時頃到着。積雪50cmの中、テントを張り酒を飲み小幡さんの山の歌メドレーに酔って、8時頃シュラフに入りました。
 翌朝は2時半起床、5時発。踏み跡の無い道を進み、初のラッセルを経験しつつ午後1時山頂へ。途中、不吉な声で鳴く白い雷鳥に見送られつつ(小山さんは”白いハトたい”と言っていたが)、黒戸尾根を通って午後8時竹宇駒ヶ岳神社へ到着。永遠に続くのではと思われた黒戸尾根から電気の明りが見えた時のうれしさは格別でした(ですよね、小山さん)。
 JR長坂駅9時発の電車で帰路につきました。この日ばかりは都心に近づくにつれて増えるネオンの明りがほのぼのとしたものに見えた。


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