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小雲取谷
荻原 健一

山行日 1997年7月20日~21日
メンバー (L)水田、遊佐、服部、遠山、荻原

 奥多摩駅に12時集合する。三峰一若い清水君が何やら落ち着きないので観察していると、水田氏の所へつかつかと進み、沢用のシューズを買い忘れたので運動靴で良いかとのたまっている。来週仕事の予定が厳しくちょっぴり欝気味の水田氏、すっかり切れてしまい怒鳴り散らしている。清水君、やっと事の重大さに気付き慌てて釣具屋へ釣り足袋を買いに走るが、履き物類は扱っておらず、時既に遅し、彼は、奥多摩駅にて早くもリタイアしてしまうのであった。
 12時40分服部氏着。日原沿いの林道を車で詰めて2時頃大ダワ林道入口の手前に着。ここより徒歩10分で大ダワ林道入口。標高で50m程下ると長沢谷出合。川原は広く6天で5張程張れる。3時より宴会。7時30分消灯。

 翌朝3時30分起床。4時50分出発。山道沿いに登り二軒小屋尾根を乗越しトラバースをはじめて距離にして100m程行くと、左手に踏み跡があり、これを下降し大雲取谷へ下りる。下り口の足場は悪い。地図と違い沢までは標高にして30m程である。また、後で分った事であるが、この踏み跡より山道を更に30~40m程行くと、左手に非常に良く整備された大雲取谷への下降ルートがある。とにかく、5時50分に標高1150m付近で大雲取谷に出会う。
 沢を遡行して6時10分に小雲取谷に出合う。ここで服部氏が朝一番気合のキジを打つ。20分ぐらいの長いキジであった。
 3m程の小滝をいくつか楽に越えるとF1、8mの滝に出合う。水流多く右のルンゼより高捲く。
 7時30分、標高1450m付近で一本。更に詰め標高1500m辺りで私が、服部氏よりやや短めのキジを打つ。
 8時30分、標高1860m付近より左手の尾根に乗り、そのまま突き上げ9時05分に小雲取山着。
 山道沿いに主稜線を北方に進み、9時40分雲取山着。更に北方に進み、10時50分大ダワ分岐。ここより大ダワ林道を東方へ下り、12時20分長沢谷のサイト地着。
 テントを撤収して車迄戻り、奥多摩駅にて解散する。
 今回は、天気も良く沢もきれいで、また終始トップをとらせていただき勉強になりました。またリーダーの鬱病も治ったみたいで本当に良かった。唯一清水君が悔やまれる。次回は、きちんとシューズを買って、夜のテントで初体験の話でも聞かせてくれ。以上。


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