トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ298号目次

高原山(鶏頂山・釈迦ヶ岳)
大久保 哲

山行日 1998年8月23日
メンバー (L)水田、服部、豊田、大久保

 8月22日、登山口の鶏頂山荘へ向かう。「登山者用の駐車場は幕営禁止で、テントを張るなら有料(一人千円)のテント場を利用するように」とのことで、場所を変えて西口登山口の駐車場にて幕営する。

 翌朝4時半、いつも早起き?の豊田さんに起こされ、まだ夜が明けきらない中、朝食を取り、登山口の鶏頂山荘の駐車場へ移動する。そこから、牧草地のような斜面を上へと続くリフトに沿って登りだす。時計は5時半。今年は例年になく本来の日差しが無いとはいえまだ8月。日が差せば暑くなるだろうとはいえ、まだ体が起きていない。まして、5月の雨飾山以来久々の山行で、溜りにたまったドク汗がジワジワと体の外へと排出されてくる。
 水が干上がった枯木沼の木道を過ぎ、程なくついた弁天沼で一息つく。ここには小さな沼が点在し、石祠と吊鐘があり、さっそく朝のひと叩き。
 ここまではなだらかな登山道が続いたが、この先からは傾斜がきつくなる。途中、釈迦ヶ岳への分岐を過ぎる頃には、先を行く三人に追い付けず、息を弾ませながら、やっと鶏頂山山頂に辿り着く。山頂はあまり広くはないが、建てて間もない神社があり、中には何故か神輿が一基奉納されていた。また、神社の裏手はきれいな避難小屋になっていた。山頂を後にする前、豊田さんが賽銭箱に賽銭を入れ何事か願い事をすると、何故か他の三人もそれに従い、めずらしく賽銭を放りこんでいた。
 かせいだ高度をいっきに下り、釈迦ヶ岳へと向かうが、登ってきた弁天沼への分岐を過ぎるといきなり薮の中へ突入する。釈迦ヶ岳の急登になるころまで薮が続く。急登を登りきると開けた広い山頂だ。視界も良く、我々で貸切の広々とした山頂でのんびりと過ごす。出発が早かったのか、ここまで会った登山者は一人だけだった。山頂にあった高さ約2メートル程の大仏様(釈迦ヶ岳なのでお釈迦様かも?)の前で記念撮影を撮り、下山にかかる。
 下山は途中の薮を避け、弁天沼へ直接下る。弁天沼に着く頃には、休日の日帰りハイカーが次第に登ってきた。途中、大沼へ立ち寄り駐車場へと下山する。
 帰りがけ、途中の奥塩原で混浴の共同浴場で汗を流し、早めの帰宅となる。

〈コースタイム〉
23日 鶏頂山荘P(5:35) → 弁天沼(6:25~35) → 鶏頂山(7:05~20) → 釈迦ヶ岳(8:15~40) → 弁天沼(9:25~35) → 鶏頂山荘P(10:16)

トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ298号目次