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神ノ戸川 水ノ戸沢
飯塚 陽子

山行日 1999年9月5日
メンバー (L)飯塚、菅原、田代、鈴木(章)、太田、(弓部)

 まだまだ暑い日々の続く9月4日の日曜日、水ノ戸沢に行ってきた。当初は新人の方々がたくさん参加される予定であったが、当日は、新人は弓部さん1人、他は粒ぞろいのベテランというメンバー構成であった。
 朝の9:00に武蔵五日市駅に集合し、菅原氏と田代氏の車に分乗し、神ノ戸岩方面へ向けて出発。神ノ戸岩キャンプ場に車を止めて、沢支度をし、その林道の先で入渓。この林道の一部は、今夏の集中豪雨により一部陥没していた。きっと同じような状態の林道がこの周辺ではかなりあると思われた。沢の中も同様に荒れてはいたが、秋川周辺では、比較的明るい沢であるようだ。
 今回初参加の弓部さんは、初めての沢登りであるが、とても楽しそうに水と戯れているようだ。その様子を見ていてとても新鮮で、なかなかセンスのある女性だと思った。沢の中では、ところどころ出てくる滝を、巻いたり直登したりと思い思いに楽しみながら登り、上部の二俣では左の沢に入る。そして、ここでは今回の沢のメインイベントとなったワサビが収穫できたのであった。その場所は、元ワサビ田だった場所で、至る所に大物のワサビが潜んでいたりして、全員目の色を変えて、収穫に勤しみました。こんな時は、沢よりも何よりも目の前の収穫物なんですね、これが・・・。
 さてワサビもゲットし、あとは少しの薮をつめて登山道にでました。「ピークまで行ってみる?」ベテラン組は「・・・・・・。」新人の元気印な弓部さんが「是非行ってみたいです!」の一言で御前山山頂へ行くことに決定。あまり展望は望めなかったが、けっこう広くて気持ちのよい山頂であった。
 下山の途中では、御前山避難小屋を経由して中を見学したが、なかなか立派な宴会小屋として使えることをメンバー全員で確認。そして帰路は、直接神ノ戸岩キャンプ場に続いている中尾根を利用して、無事下山した。
 日帰りでちょっと遊ぶには、収穫もあったせいか?なかなか良い沢であったと思う。みなさん、お疲れ様でした。

〈コースタイム〉
沢入渓(10:30) → 登山道(14:30) → 御前山山頂(15:00) → 神ノ戸岩キャンプ場(18:00)


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