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五月合宿 北ア・双六岳周辺
その1 総括
委員長・服部 寛之

 三峰ではここ数年5月連休中の山行から山スキーがはずせない情況にある。しかし合宿となるとスキーをやらない者たちとの兼合いが難しく、山域設定に毎年頭を悩ますことになる。せっかくの合宿の機会なのに複数の山域にパーティーをばらけてしまっては普段の例会と大差なくなってしまうので、なるべくなら同じ山域で行動しできるなら皆で顔を合わせる機会が持てたらいい・・・。そんな山スキーと歩行組が共に楽しんでしかも合流できるところという条件をクリアできそうな場所として双六を選んだのは、3月14日の委員会であった。実際は定着での山スキーをまず考え、それに縦走隊をからませる方向で検討することまでを委員会で決め、あとは企画委員を中心に合宿参加者の意向を聞いて決めてもらうことにした。その結果、次のように山スキー縦走、山スキー定着、縦走の3隊10名が出ることとなった。
 3隊の構成と予定日程は次の通りであった。

A山スキー縦走隊 (L)藤井、野口
4/29車にて昼東京発。神岡付近泊。
4/30神岡新道で寺地山付近まで
5/1予備日
5/2黒部五郎避難小屋まで
5/3双六小屋まで
5/4双六小屋泊/周辺山スキー(予備日)
5/5新穂高温泉へ下山
5/6帰京

B山スキー定着隊 (L)福間、飯塚、四方田、井上(博)
5/2車にて夜東京発
5/3新穂高温泉‐わさび平‐鏡平
5/4鏡平‐弓折岳‐双六池
5/5双六池‐樅沢岳‐モミ沢‐三俣蓮華岳‐樅沢‐双六池
5/6双六池‐双六谷‐大ノマ乗越‐わさび平‐新穂高温泉

C縦走隊 (L)紺野、小幡、小堀、越前屋
5/2車にて夜東京発
5/3槍見温泉‐笠ヶ岳
5/4笠ヶ岳‐抜戸岳‐双六小屋
5/5双六ベースで鷲羽岳アタック
5/6双六小屋‐小池新道‐新穂高温泉
* 但し、入山時雨の場合は逆コースを予定

 尚、計画書提出先・緊急連絡先は金子会長が担当した。

 以上3隊のうち、ほぼ予定に沿って日程を消化できたのはBの山スキー定着隊だけで、A隊は多少の変更を、C隊は大幅な変更を余儀なくされたのであった。特に縦走隊は滅多に行く機会のない笠ヶ岳のピークを踏むことを狙っていたが、実現できず残念であった。しかし4日に双六で3隊が合流し皆で合宿気分を満喫できたのは幸いであった。そして全員が6日に無事帰京したのであった。
 最後に、このやっかいな企画の立案と調整に当たった企画委員の苦労がひときわ大きかったことをここに書き添えて謝したいと思う。本当にご苦労様でした。多謝。
 では、3隊の実際の行動がどうであったか、それぞれの報告をご覧下さい。


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