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万二郎・万三郎ハイキング
藤本 伸子
山行日 2001年5月13日
メンバー (L)服部、大久保、越前屋、内山、斎藤(誠)、鈴木(章)、田原、藤本、[天内、中沢(佳)、三つ橋]&広瀬夫妻(現地合流)

 三峰会への見学期間が長くて、「しぶとい」と噂のあった(越前屋さん証言)という私が、会に正式にいれていただいてから初の例会。今回初めて山行をご一緒する会員の方々も多く、噂と実物のチェックに、一人心中肯き、納得し、また噂以上だと目を丸くし、三峰の会員方のバラエティ豊かさに感心した一日だった。
 朝7時に本厚木に集合。私の父に似ていると密かにニランデいた勝新 田原さんが、既に「始めている」。す、すごい。でも、お父さんも明け方呑む時あるもんなぁ。この勝負マダマダ、と田原さん観察を続けながら、服部さんと越前屋さんの車2台に分かれて出発する。ジェントルマン服部車は、車内メンバーの雰囲気も穏やかだ。
 9時30分に天城ゴルフ場隣のハイカー専用駐車場に到着。そこから伊豆の最高峰万三郎岳と万二郎岳を目指す。アッコさんがダントツ先頭。その後、田原さんを中心として、皆で進む。途中、白いアセビのトンネルを抜ける。シーズンには間に合わなかったものの、頑張って咲いていてくれて嬉しい。天気が良く、新緑もきれいで、歩いていて気持ちがいい。ただ、想像していたより起伏が激しい所が有り、転ばないように足元に注意しながら進む。と、たまに後方から、「痛いっ」と内山さんの小さな声。スラッと背の高い彼女は、頭が木の枝に当たってしまうのだ。上を見て、下も見て歩く。山歩きに慣れていないと、そんなことが結構難しい。
 万二郎岳山頂へ10時40分到着。15分程休憩をとり、次の万三郎岳を目指す。ぶな、ヒメシャラの間に、今回楽しみにしていた石楠花が見えてきたが、未だほとんどが蕾だ。蕾は椿のジャンボ版で、葉はビワに似ていた。花の名前に疎いので、こうやって少しずつ、花々、木々の名前を覚えていけるのが嬉しいな。三峰様様だ。
 陽気にヨーデルを歌っていた田原さんが一転、突然**と、真にヤマヤっぽい野生の声で叫ぶ。前日から来ている広瀬さんご夫妻と合流予定のため、自分達の位置を知らせる三峰山岳会のサインだという。どうりで服部さんが下さる連絡メールには、頭に**が付いているんだ!と納得。今まで、自分に与えられた三峰内のニックネームか秘密の暗号かと思ってたんだもん。なーんだ。
万三郎岳  11時40分頃、万三郎岳頂上。広瀬さんご夫婦が、私たちを笑顔で迎えてくれた。待ちくたびれて帰ろうとしたところ田原さんの声を聞き、それから私たちが到着するまで、1時間近くも待っていて下さったらしい。仲の良さそうなご夫婦で、とっても微笑ましい。銀マットを広げ、皆でお食事と休憩。田原さんがコゴミをご馳走して下さる。見るのも聞くのも初めてのコゴミは、なんとも美味しくて、感動だ。ゆっくり休んで、13時頃下山を始める。途中、開花している石楠花がちらつくようになる。登りで花を見れなかっただけに、歓声があがる。
 出発地点のゴルフ場に戻り、帰路温泉に寄る。下山後の温泉も、三峰にはいってから経験する喜びだ。憧れていたけど、なかなか実現しなかった贅沢。・・・浴場がテニスコートから丸見えなのが気になるけど。三峰の人がテニス始めたらどうしよう。下山後にテニス。あの体力のある方々なら、十分有り得る!
 お次はビール♪と、ウキウキ温泉から出てくると、皆さん昆布茶を啜っている。(ちっ。)遠慮して、同じ気持ちの中沢さんと生を半分こする。当然ビール派と思っている田原さんを探すが、見当たらない。聞くと、駐車場にて熱燗で一杯やっているという。お父さんっ!じゃなかった、田原さん!!いやいや、さすがの我が父もマケタリ。これは珍しい事ですよー、田原さん。マズイですよー。お身体どうぞ大切になさって下さい!
 途中、広瀬さん夫婦と別れ、服部さん&越前屋さんの車で小田原駅まで送って頂き解散。楽しくて、ラクチンなハイキングだったけど、運転手のお二人はお疲れ様でした。お世話になりました。
 最後に、三峰山岳会の皆々様、お仲間に入れて下さり、ありがとうございました。ハイキング専門のナヨナヨ会員ですが、週末がとっても楽しくなりました。これからよろしくお願い致します。


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