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鷹ノ巣山集中山行
その6 浅間尾根
菅原 康之

山行日 2001年6月2日~3日
メンバー (L)菅原+息子

6月2日(土)
 集中山行に久しく参加してなかったので、今回の鷹ノ巣避難小屋前集合なら自宅から割合近いのと、私の膝の具合があまり良くないので、比較的楽にまた最短で登れる浅間尾根を使って息子と2人で行くことにしました。
 12時近く青梅を出発し、奥多摩湖の途中より峰谷川上流の最奥の集落、奥まで車で乗り入れました。ここは海抜千メートル近くあるので高度差500メートルで、息子の足でも約2時間で登れるコースです。
 登山口には指導標があるので、確認をしてから登り始める。スギ林の中を西へトラバースぎみに進むと浅間神社の鳥居に着く。ここから北に方向を変えて広く歩きやすい登山道を登ると、途中2箇所に祠と神殿がある。カラ松林になるとつづら折れの道となり、息子は疲れたから休むとだだをこね始めるが、お菓子でだましだまし歩かせる。カラ松とスギ林が切れると尾根の雰囲気が落葉樹になり明るくなる。尾根の左側を絡むように行くと水場が現れ、紺野さんと出くわした。20リットルのポリタンに水を入れて避難小屋に運ぶとのことで、ご苦労様です。とても頭の下がる思いでした。水場より5分位で集合場所の避難小屋に到着。
 避難小屋は丸太作りのログキャビンになり、周辺にはトイレ、ベンチが設置されて焚火もできる場所があり、またテント場も明るく広々として感じが良い。
 5時前には各ルートよりメンバーが到着し、夜には盛大な焚火をして楽しい一夜を過ごした。

6月3日(日)
 朝飯前に、息子をたたき起こして鷹ノ巣山に向うことにした。防火帯に切り開かれた尾根を東へとゆっくり登ると、30分位で360度の素晴らしい展望の山頂に立つ。まだ雪をいただいた富士山、南アルプス、八ヶ岳、そして都心方面が望める。しばし堪能していたら、息子が腹が減ったとわめくので、テント場に戻ることにした。8時過ぎに避難小屋前のテント場を出発。金子隊、服部隊と一緒にまた浅間尾根を奥集落に下山した。


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