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猫魔ガ岳・西吾妻山ハイキング
伊藤 めぐみ

山行日 2001年7月20日~22日
メンバー (L)服部、鈴木(章)、渋谷、伊藤(め)

 山と渓谷(やまけいですね)という雑誌の存在も知らず、なんと縦走を重装(重たい装備で山に行く、あながち間違っていないのかなぁ?)と思い、「ガスってる」「行動食」なにそれ?? 状態な超スーパーど素人+天然ボケな私が、アッコさんの春には山菜、秋にはきのこ狩りよ! という言葉に魅了され、歴史ある三峰の会員となって(しまって)初めての例会山行。
 山道具のほとんどは、アッコさんの借り物という状態。そんな私を心配して下さり、ご一緒してくれた。
 22時30分、東京駅集合、服部さんの車で出発。聡子さんには、初めてお目にかかる。とても気さくな方で、車中おはなしがはずむ。
 途中、PAで仮眠をとり、翌朝、雄国沼登山口より猫魔ガ岳を目指す。1時間ほど歩くと雄国沼が見えてくる、遠くに湿原が広がり晴天に恵まれたその景色にカンゲキ。
 雄国沼休憩舎で休憩、この小屋と周辺はよく整備されていてとても快適だった。(とみなさんがおっしゃっていたので、いとうも言ってみる。)
 お水もおいしい、景色もばっちり、ルンルン気分(死語)で猫石へ。
「ねこいし」と言っても猫の形をなしているわけではなく、大きな石(岩)が積み重なった状態のもの。登ってみると、吹く風は心地よく、眺望は素晴らしかった。
「気持ちいぃぃー!」と小さく叫んでみる。
 猫石から20分ほど登り、猫魔ガ岳山頂到着。山頂は、とても狭く混雑していたので、猫石に戻り休憩。母が持たせてくれた私の好物、どらやきを食べる。おいしいっ。
 下りは、雄国沼湿原をまわるコース。湿原を一周し、来た道を下る。残念ながら、ニッコウキスゲはもう終わっていたけれど、憧れの湿原を歩くのはうれしい。
 下山後、温泉で汗を流し夕食の買い出しをする。メニューは、アッコさん、聡子さんにお任せ。デザートにフルーツ缶を買う。さらに、「アイス食べたいね」ということで、服部さんがマンゴーアイスを手にする。他の3人も同じものにする。これが、帰京後も「食べたいっ!」と探し回ったマンゴーアイス元気玉(赤城乳業)との出会い。キハチのマンゴーサンデーにも負けていない美味しさだったなぁ。なのにもう製造していないとのこと。残念・・・。
 この日は、キャンプ場にて幕営、美味しいワイン(服部さん持参)と夕食、デザートに舌鼓。明日は、どんなところだろうなぁなどと思いながら初シュラフにて就寝。
 翌朝、ロープウェイ白布湯元駅に向かい出発。そこから西吾妻山を目指す。途中、たくさんの池塘とかわいらしい花々に出会う。山のお花は、ひっそり系でほんとうにかわいらしい、なかでも印象に残ったものは、イワイチョウというお花だった(うまく説明できないので興味ある方は本を見て下さい)。
 2度ほど休憩をとり、4時間弱で西吾妻山頂到着。
 下りは、野うさぎやムーミン谷のニョロニョロを彷彿とさせるギンリョウ草(というらしい、アッコさんに教えていただく)に出会ったり、また、女性3人はなしに花をさかせ(リーダー服部さんは少し前を歩く)約3時間かけ下山。
 この日も、なんと温泉付き。夕食は外で済ませ、檜原湖畔の「野鳥の森」駐車場にて幕営。
 翌日は、大内宿を見物し、帰京。
 みなさんによくして頂き、ほんとうに楽しい山行でした。お世話になりました。
 前号の岩ツバメに、三峰山岳会の方針のひとつとして、会員の技量向上と書かれているのを発見。技量向上? マズイ・・・、私なんて技量低下に貢献してしまいそう。間違いない。
 こんな私ですが、どうぞよろしくお願い申しあげます。

美女三人雄国沼湿原にて

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