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谷川・芝倉沢出合集中山行
その1 総括
委員長・服部 寛之

 今年の秋の集中山行は、10月6日~8日の連休中、7日16時谷川・芝倉沢出合に集中という形で行なった。委員会では、せっかくの三連休みっちり沢に入らなくてはもったいないという意見もあったが、前回6月の奥多摩・鷹ノ巣山集中のときの「夕方集中焚火宴会方式」が殊の外楽しくて味をしめた委員長が今回もそうしようと押し切ったのであった。芝倉沢出合での集中は十数年前にもやったことがある。鷹ノ巣避難小屋を利用した前回の集中では、当夜そこに居合わせた他パーティーに迷惑をかけた苦い反省があったが、芝倉沢ではその可能性は殆どないと考えたのである。それに、芝倉沢なら焚火宴会だけの参加でも容易に入って来られるという利点もあった。
 ルームでの募集と調整の結果、次のようなコースと陣容で入山となった。

(1) 土合~東黒沢~広河原~ナル水沢~芝倉沢
        (L)金子、野口、中沢(佳)、飯塚、土肥
(2) 土合~湯檜曽川本谷~芝倉沢
        (L)小堀、高橋(俊)、紺野、高木(敦)
(3) 土合~一ノ倉沢中央稜~北稜下降~芝倉沢
        (L)小幡、四方田
(4) 土合~天神平~清水峠~白毛門~芝倉沢
        (L)服部、藤本、内山、伊藤(め)
(5)土樽~平標山~谷川岳~蓬峠~芝倉沢
        鈴木(章)
 その他に、(6)吉岡氏が息子の歩君を連れてマチガ沢の駐車場から、(7)広瀬昭夫・優子夫妻が土合から入った。
 また、(8)会友で京都府在住の大泉洋氏が越後湯沢から大源太山を越えて入ってきて、皆の嬉しい驚きとなった。
 ということで、参加者は沢2パーティー9名、岩1パーティー2名、尾根3パーティー6名、歩道2パーティー4名の計21名であった。(尚、緊急・下山連絡先は田原氏にお願いした。)

 7日、集中一番乗りとなったのは3時半頃着いた鈴木アッコさんで、最後がとっぷり日が暮れた6時すぎに到着した服部パーティーであった。馬蹄形に縦走をした服部パーティーは6時になっても到着せずもう来ないものと思われていたが、ビールを携えて現われたので皆の喜び様は尋常ではなかった。各自酒のカップを抱えて各パーティーの食事をつつき合ったり、高木のアッチャンの指導で収穫されたキノコのご相伴にあずかったり、徒党を組んで気勢(奇声?)を発したり、歌で盛りあがったりで、ブナの森の焚火宴会は更けていった。
 翌日は、パーティー毎に朝食をとった後撤収して、8時半ころ全員で記念写真に収まった(土肥さんは所用のため早朝に下山)。下山は、皆がマチガ沢出合の駐車場へと向かっている間(湯檜曽川沿いの下の道は土合橋の入口からマチガ沢まで未舗装の林道で、同沢出合に台前後の駐車スペースがある)、運転手5名は近くの一ノ倉の駐車場に停めた四方田車で先回りしてマチガ沢の駐車場へ各自のクルマを回しておく計画であったが、しかし上の道は紅葉見物に押しかけてくるクルマが詰まって思うように走れず、結局しびれを切らして林道を歩きだした皆を途中で回収するハメとなった。その後、アッコさんの発案で、全員で湯檜曽の永楽荘の筋向いの旅館で汗を流し、続いて数軒隣りの盛りのいい蕎麦屋に押しかけて腹を満たし、最後に関越道の三芳PAで各自都合のいい方向のクルマに乗り換えて解散となった(大泉氏は広瀬車で上毛高原駅へ出た)。
 皆さん、お疲れさまでした。やはり集中しての焚火宴会は格別ですね!

全員集合

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