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田代山~帝釈山
天内 基樹

山行日 2001年8月26日
メンバー (L)服部、伊藤(め)、天内

 猿倉登山口(南口)から1時間ちょっとでたどり着いた山頂湿原は、明るく広大で、一面黄色いキンコウカの花で覆われていました。白く乾いた木道は快適で、ついのんびりしたくなります。
 所々に青紫色のリンドウの花も咲いています。その他にも小さな植物が見られます。
 帝釈山へは、弘法大師像が祭られている避難小屋の脇を右折します。
 一転してシラビソなどの針葉樹林の中の道になります。展望も利かず、山頂まではとても長く感じました。すれ違う人も結構いました。新しく開かれたコースを辿って来た人々です。
 やっと辿りついた山頂は、細長く狭く、この日見えたのは、下の林道と雲だけでした。
 再び同じ道をひき返し、山頂湿原へ来ると、霧(雲というべきか)が流れていて、白い木道は霧の中に消え、キンコウカの群落が現れたり消えたり、とても幻想的でした。
 下山中、もう登山口も間もなくという所で、私の後を歩いていた伊藤さんが、突然前のめりに転び、そのまま脇の斜面をずり落ちそうになり、慌てて腕を掴むというハプニングもありましたが、幸い本人は何ともなく、代わりに折りたたみ傘が物の見事にバラバラになってしまいました。少し前から雨がぱらつきはじめ、傘をさして歩いていたからです。
 帰り、湯ノ花温泉に入ってきました。通り沿いに共同浴場がありましたが、混んでいそうなので、脇道に入ると(川の左側の道だったと思う)もう一軒あり、そこで入浴しました。入口の壁に竹筒がかけてあり、風呂代200円入れる仕組みです。管理人さんなどはいません。素朴な湯でした。
 また季節を変えて来てみたい。その時は田代山だけでのんびりしたい、3人共通の思いです。

追記

〈コースタイム〉
猿倉登山口(南口)(6:45) → 帝釈山(10:55~11:15) → 避難小屋(12:30) →登山口(14:40)


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