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会津朝日岳
伊藤 めぐみ

山行日 2001年11月3日~4日
メンバー (L)服部、飯塚、福間、小堀、高橋(俊)、天内、(伊藤)、伊藤(め)

 今回は岩つばめの原稿を書かなくても良いのね。よかったぁ。なんて思っていたら、2月20日、ルーム後の飲み会の席で、服部委員長どのより原稿執筆を仰せつかる。
「もう、あまり覚えていないです」(きっぱり)と言う私に、
「コースタイム教えるからさあ」と恐縮そうな委員長。
 依頼する方もたいへんですね。
 ということで、教えて頂いたコースタイムを参考に思い出しつつ、怒濤のように流れては止まらない鼻水(花粉症)と戦いながら、かなり焦って書き始めています。

11月2日(金) 晴れ
 夜、東京駅集合組(ようこちゃん、福間さん、俊介くん、天内さん)、服部さんの車で出発。
 途中、国道122号沿いでいとうを拾って頂き、蓮田SAで小堀さんと小堀さんの行きつけの焼鳥屋「鳥勝」のマスター伊藤さんと合流。
 その夜は、田島の道の駅で幕営。ちょっと一杯やって寝ちゃうんだろうなと思いきや、マスター持参の一升びん登場。
 さすがマスター、小堀さんのお知り合いだけあるわっ。  ということで、本格的な呑み会後、就寝。

3日(土) くもり
 塩原のICを降りてから90キロほど走り、登山口到着。
 皆で食料など分担。
 そこで、ななんとマスター持参の七輪があることを知る。
 七輪で炭焼きの焼鳥かぁ。すごいな。うれしいな。問題は、誰が持って行くかということですね。 「いやぁ、天内さんそんなに持ちたいならどうぞ」なんて火の粉はいつの間にやら天内さんに・・・。もちろん7対1で、天内さん劣勢。
 七輪さん、チッ違った、天内さん、あの時はごめんなさい。
 でも、楽しかったです。
 結局、炭だけを持って行くことにし、一件落着。いざ、出発。
 歩き始めてすぐ、目敏く福間さんが大きく白いきのこを発見。早速、キノコガイドブックで調べるも特定できず、持って行くことに。それにしても福間さんのキノコを見つけ、ガイドブックを出し、調べるという一連の動作の速いこと。感心してしまう。サッサッサのチャチャチャだ。
 ご本人は「変なことに感心するのねぇ」と思われるかもしれないけれど・・・。

 ふと、思う。
 私みたいにサッサッサのチャチャチャとできない(手際の悪い)者が冬山なんて行ったらどうなっちゃうんだろう。
 シュラフがうまくしまえない間に凍傷になってしまいそう。
 練習しなきゃ・・・。

 一度、休憩をとり、とことこと登っていると。
「この辺りでキノコ採りをしまーす。」と、リーダーの一声。
 集合時間を決め、皆、山道の脇をそれぞれ入って行く。
 なんてったってキノコ採り初体験。ようこちゃんと一緒に倒木を見つけては、かがみ込んで見るけれどなかなか見つからない。まだ、袋の中はカラっぽのまま。マジ・・・。
 そんな時、俊介くんの「ここ、いっぱいあるぞオォ。」と歓喜の雄叫び、採らせてと言わんばかり(言ってたかも)の勢いで駆け寄り黄金色につやつやと輝くナメコをついにゲット!(させていただきました。)
 いちばんの収穫主は、ニコニコ笑顔の福間さん。袋にたくさんナメコやクリタケが入ってた。いいなぁ。
 キノコ採り後、30分ほどで熊ノ平避難小屋に到着。
 下り坂の天気が崩れる前に頂上へ行ってしまおうとのことで、空身でピークを往復。山頂からは、向いの山の頂に鎮座するカモシカを見ることができた。
 小屋に戻ると早速宴会の準備に取りかかる。
 そうそう、この小屋には先客がいた。
 男女二人組でまだ4時半くらいだというのに早々と寝てしまい、なんだか人目を避けているように感じられた。全国指名手配中の凶悪犯人だったりして・・・。
 そんな不思議なカップルを尻目に、炭焼きの焼鳥にキノコ鍋、なめこおろしに舌鼓。どれもほんとに美味しかった。

4日(日) 雪のちくもり時々晴れ
 6時起床、8時出発。
 朝方ちらついた雪で、山の木々がうっすら雪化粧。きれいな景色。
 しばらく下り、キノコ採りをしようということになり、行きのリベンジ!と思い、はりきったものの収穫ゼロ。ぐっすん。
 そんな中、またもニコニコ笑顔の福間さん。お土産用キノコをゲットしていた。すごいっ。福間さんは絶対カラっぽの袋では帰って来ないことを知る。惨敗だった初のキノコ採りに意気消沈しながらも無事下山。後、温泉に寄り帰路につく。

会津朝日岳山頂にて

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