トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ308号目次

幕山・新年山行
服部 寛之
山行日 2002年1月20日
メンバー (L)服部、原口、広瀬(優)、藤井、紺野、天内、別所、播磨夫妻、鈴木(嶽)、小堀、高橋(俊)、越前屋、土肥、中沢(佳)、小幡、小山、太田(秀)、荻原、小林(と)、田原、(近藤、元永)[計23名]
トレーニングに励むシュンスケ君

 今年の新年山行は、暖かな湯河原の幕山で、前日からの岩登り組との合流という形で行なわれた。全員で23名と、新年山行にしては小ぶりな集まりだったが、晴れたり曇ったりの空模様の下、前日からの岩登り組11名に加え、当日組は原口さんはじめ12名が参加した。服部は紺野さんと入会希望の近藤さん、元永さんと共に電車とバスを乗り継いで行ったが、湯河原駅からの満員のバスを終点の鍛冶屋で降りたところでたまたま後続の増発便に乗ってきた藤井さんと合流、たわわに実っている沿道のみかんや今年は早咲きの幕山公園の梅を眺めながら、山裾をぐるっとまわって北側から山頂へ向かった。集合時間の11時頃頂上に着くと、すでに前日からの組の小堀氏や田原氏数名がたむろしていた。岩登り組はもっと居るはずなので「ほかの連中は?」と聞くと、まだ下の岩場で登っているというので驚いた。それほどまでに入れ込むとは、何か会に新しい弾みがついたようでうれしくなる。じきにシェフの原口さんも到着し、新たに銀マットを大きく敷き直して山鍋宴会が始まった。今年も各自持ち寄りの具を原口さん特製の美味鍋に仕立ててもらう方式にしたが、小人数ながらなんだかんだで最終的には大鍋5杯を平らげることになった。皆、鍋づくりに忙しい原口シェフそっちのけで酒を酌み交すなか、最初の鍋が出来あがるのを見計らったかのように残りの岩登り組が上がってきて、調子良く一挙に賑やかさが倍加するのであった。飢えたクライマー達の前に大鍋はすぐ空となり、第二弾、第三弾と食い進む。そうこうしているうちに、沖縄赴任から帰って久々登場の別所さんが泡盛とともに到着し、大いに歓待を受けた。続いて山形の鈴木のモンちゃんと播磨さん夫婦も到着、相変わらずのよく通る声に皆の音量も一段と活性化したのであった。
 この日、幕山山頂ではたまたま静岡県の労山の集まりとかで、ナンと、百四、五十名もの人々が集結した。山頂中央に陣取った我々の周りでは、いつの間にやら彼らの食事グループがいくつもできてごった返していたが、しかし見渡してみるに、当日数ある山鍋の中でも我が三峰の鍋がダントツ豪華で、鍋からはみ出しそうなエビ・カニ・カキなどに周囲からの強力なウラヤマシカ光線が極度に集中した。そのため味が一層よくなりおいしくいただけたのが、この日大鍋5杯という記録を達成した勝因(!?)であった。湘南方面での新年山行のジンクスとなりかけていた雪も今年は降らず、陽が射せば暖かいといったかんじの中、時少し前まで宴会を楽しみ、最後に皆で記念写真を撮って山を下りた。
 皆さん、お疲れさまでした。そして原口さん、今年もまた腕をふるっていただきありがとうございました。

幕山での大宴会

トップページ > 岩つばめ一覧 > 岩つばめ308号目次