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救急法講習会
委員長・服部 寛之

講習日・会場・参加者
    2002年7月6日、7日 東京救急協会主催の救命講習に参加

6日上級【北区防災センター】9時~17時


金子、紺野、小堀、鈴木(章)、飯塚
7日上級【本所防災館】9時~17時


服部、佐藤(明)、四方田、菅原、箭内、小幡
7日普通【麹町消防合同庁舎】9時~12時


広瀬(優)、伊藤(め)、土肥、牧野、小林(と)
7日普通【麹町消防合同庁舎】13時半~16時半


田原、広瀬(昭)、天内、天城、秋場

 毎年梅雨の時期に行なっている救急法講習会だが、一昨年から東京救急協会の初心者向け普通コースを二年続けて受講してきた。今年は上級コースを受講したいという者もいたので、同協会が一般向けに行なっている講習会(救命講習)にまとまって参加することに決め、右記の要領で受講した。
 受講までの経緯を簡単に記しておくと、2月13日委員会にて東京救急協会の一般向け救命講習参加を決定。続く2月27日委員会で、来期年間計画の一環として受講時期を7月に決定(この時点では講習日程は未発表)。3月27日委員会で、6日北区防災センターでの上級講習(定員35)と7日麹町消防合同庁舎での普通講習(定員50)への申込みと、4月3日のルーム及び7日大集会での参加者募集を決定。3日のルームでは、7名が上級を、6名が普通を受講希望。大集会後4月10日に募集を締め切り、上級11名普通10名で救急協会に申し込んだところ、「1グループ10名以内でお願いしている」とのことで却下され、調整して2日後の12日、上級は6日6名、7日5名、普通は7日午前の部に女性5名、午後の部に男性5名として申し込み、受理された。その後6月末になって6日の上級に申し込んでいた1名の都合が悪くなって7日に変更してもらい、冒頭のメンバーで受講となった。
 7月17日のルームで報告がなされたが、普通講習は昨年の受講内容と同じだったとのこと。今年初めて受講した上級講習は、普通講習の内容に乳幼児を含むこどもへの対処法と搬送法を盛り込んだ内容だったが、心肺蘇生法のマスターに大きく重点がおかれていた。実質7時間の時間内で終わらせるため、こどもへの心肺蘇生法や三角巾の説明などでは一部はしょられた部分もあった。搬送法などは、服部の見たところ、これまで三峰でやってきた講習の方がよほど充実しているように思われた。三角巾についても、豆講座で反復的に取り上げてきた効果を思わぬところで確認することになった。
 今回上級を受講した者は、心肺蘇生法(観察・気道確保・人工呼吸・心臓マッサージなど一連の手当)に関しては重点的な講習のお陰でほぼきちんとできるようになったのではないかと思う。しかし、それには少なくとも過去2年間、同救急協会の普通講習を受けてきた経験が下地として大きく実感される。あたりまえのことだろうが、やはり救急法は繰り返し受講してはじめて自分の技術となることを、今回身を持って体験したような気がする。
 こうしたこれまでの会としての経験を踏まえ、来年の救急法講習会はどうするのが望ましいのか、よく検討せねばならない。今回のように一般講習会に参加するのは、独自で講習会を開くのとは違って会場探しや会場費の心配はないが、反面日程の都合や定員による人数制限、仲間以外の受講者への遠慮などがある。また、救急協会とは別に日本赤十字社でも同じような講習を行なっているので(一般講習会と講師派遣サービス)、そちらではどのような教え方をするのか、受講してみるのも参考になるかもしれない。
 尚、今回普通講習はひとり1,000円、上級講習は2,200円の教材費がかかったが、それぞれ会より半額を助成した(計1万7,100円を講習会費より支出)。

歯痛ではありません。7日、本所防災館にて。

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