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越後駒・山スキー
高橋 俊介

山行日 2003年4月12日~13日
メンバー (L)高橋(俊)、野口(芳)、高木(敦)、中沢(佳)

 最近、どうも週末の天気に恵まれない。金曜日夜にいつものように東所沢の駅に集合したが、予報だと明日、あさってともに雨。ここのところずっとはずれている。とにかく一応行ってみましょう、とのことで野口号に荷物を詰め込み、一路北へぶっとばす。
 だって今週も、週末の為に営業先でキレることもなくせこせこ仕事してきたんですから。そうです、週末はあらゆる可能性のためにいつでも空けておかねばならないのです。シルバーライン入口まで行き、いつものようにテントをものの1分で張り終え、マット・シュラフと酒を投げ込んでこれまたいつもように宴会に突入。
 翌朝、思ったより天気はもっており、ところどころ青空も顔をのぞかせている。これはチャンスとシルバーラインのながーいトンネルを抜け、石抱橋先の温泉駐車場に車を停め、準備して出発。北ノ又川左岸の林道沿いにしばらく進む。ところどころにデブリの跡があり、スピードを上げて早々に通り抜ける。骨投沢を過ぎた辺りまでくると、どうも天気が怪しい。しかもテント有りのフル装備で来ている。とりあえずここでテント張って今日の行動をどうするか考えることとする。と、まずはビールビール♪と酒がまわりはじめ、これはやばいパターンだ! と思うと、これまたうまい具合に雨が降り始め、今日の行動やーめた、ということに。
 でもほんとに気持ち悪いくらいに気温が高く、風もまとわりつくようななま暖かい風でちょっと行動する気になれなかったんです。ほんとですよ。んだから、しょーがなく、本当にしょーがなく、世界からの逃亡に乾杯したのでありました。
 翌日も雨。うーん、どうしようかぁ、と話していると、あっこさんのお友達の方が行けるとこまで行くというので、じゃあ、うちらもそうしやすか! ということで出発。N氏は相変わらず、シール登高よりつぼ足の方が絶対早い! と言って、そうそうにスキー脱いで登ってくる。そうすっか??? 夏道は沢沿いに走っているが、積雪期は道行山へ続いている尾根道の末端から取り付く。道行山までくるとさすがにガスが濃くなってきた。越後駒の一つ手前のピーク小倉山辺りまでは行けるつもりでいたが、小倉山の登りに入る斜面から予想以上に雪が割れており、天気もイマイチだし今回はここまで。
 シールを外していよいよ滑降♪ あれ、Nさん、シール外さないんですか?
→「だって木があるじゃん、こんなんすべれましぇーん!!」
 だれだかおわかりですね。登りも下りもスキーを使わないのに、なんでスキー持ってきたんだろう? なんでだろう?? とみんな疑問に思ったのも一瞬、重力からの解放へ突入。これがあるから山スキーはやめられないんですよ。2時間かけての登りも20分ほどで降りてしまった。
 早々に撤収して温泉へむかう。と、この温泉がおすすめです。なんと、昨日オープンしたとのことで、檜の良い香りが漂い、完全に貸しきり状態。男子風呂では水死体ごっこ+熱燗作りで盛り上がった。
 場所は石抱橋を枝折峠の方に曲がらず、ひたすら直進すると見えてきます。(名前が思い出せません。)おすすめです。


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