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三峰との出会
高橋 俊介

 いままでワンゲラーとして国内・海外問わずその名の如く、渡り鳥のように飛び回ってきた。
 ところが社会人になって「家-会社」という決められた鳥かごに入れられてしまったような気がして、たまらずwebを検索し始めた。キーワードは「山岳会」。
 僕は植村直己流「深く心に残る」登山をすること!(山を想う気持ち、対象とした山への情熱、その山行を深く心に残るものにするための精神集中、情報収集、体力や技術の研鑽、自然への畏敬や尊重。こういったものすべてが、思い通りにいかない自然の中に身を置き、判断し、行動することで、深く心に刻まれる山行になってこそ、初めて、山は、山として当人の中に存在するものだと僕は思います)というのが基本概念にあったので、年齢制限をしているところはパス。
 たまたま水曜日が時間があったので、
 「とりあえずここに行ってみっか!」
 と選んだのが三峰だった。
 ルームに行くと、K会長から、
 「じゃあ、これ書いといて!」と言われ、
 今日の酒代をタダにしてやるという取引のもと、訳も分からず書いてしまったのが入会書だった。
 ここから、僕は「魔のスパイラルループ」に落ちていくことになる・・・。
(1)三峰で山に行く。
(2)焚き火をする。
(3)酒を喰らう。
(4)おっさん化していく。
(5)酔いどれのまま次回の計画を練っており、参加メンバーに入っている。
(6)(1)に戻る。
 まだ、ぴちぴちの20代です。
 誰かこの「スパイラルループ」から引き上げて下さい・・・


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