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ボッカ訓練 丹沢大倉尾根
田中 恵美子

山行日 2003年12月7日
メンバー (L)小幡、紺野、福間、小堀、小林(と)、野口(芳)、内山、川崎、田中

 入会してから初めての山行が丹沢のボッカ訓練となった。すぐには大きな山や冬の山へ行く予定はないが、重い荷物をあまり担いでいなかったので入会を機会に訓練も必要かなと思い参加した。
 8時に渋沢駅に集合して車やバスで大倉に行く。ここで水や石で荷物の重さを調整することになった。各自、自分の体力に合わせた重量でよいとのことだったのでホッとする。私は家を出るとき13~4kgだったので3リットルの水を加えた。あと2リットルの水筒も持っていたのだが他の人に貸してしまった。なんと自分に甘いことか・・・。でも、初参加ですぐにバテたらまずいし、まあいいかと勝手に納得して出発する。
 リーダーは河原へ行き大きな石をザックに詰めていた。ものすごく重そうである。途中の休憩のときにちょっとそのザックを持ってみようと挑戦してみたがとても持ち上がらない。このくらい持てないと正月の冬山には行けないのだなと改めて感心する。
 出発時に河原へ行ったりしていたら前のグループと後ろのグループの2つになってしまった。荷物は重いしなかなか追いつかない。途中でやっと前のグループが待っていてくれた。どうやら私達が先に行ったと思い登って行ったが追いつかないので後ろだと分かったようだった。それからは訓練なのでそれぞれ適当に大倉尾根をマイペースで登る。
 順調に登って行き「堀山ノ家」の前に来るとK氏が知人と会い、声を掛けられて小屋の中へと入っていった。どうやらその後は盛り上りそうな雰囲気で誰かが「一人脱落だな!」と言っていた。気を取り直してまた同じペースで登っていく。階段が多くなってきて歩きづらい。花立あたりまで来たら足がつりそうな感じになってきたのでさらにゆっくりと登る。私にとっては久しぶりの重い荷物で足がびっくりしたのかも?
 13時10分塔ノ岳山頂に到着。他の人は先に着いていたり、後から来たりしてここで集合となった。山頂には大きな石が山積みになっている。ボッカで持ち上げた石をここへ置いていくのだとか。少量の水は小屋ではいらないようなので広場の枯れ草にかける。
 下りは荷も軽くなったのでみんなの速いこと速いこと。私は同じ道なのに階段が急に増えたような気がしてちっともはかどらない。このコースを訓練に使う人が多いのがわかる。今までの山行は女性同士で行くことが多かったので、そのメンバー内ではそれほど遅いほうではなかった。しかし、三峰山岳会の山行ではかなり後になるケースが増えそうである。これからは訓練が少し必要だなと思いながらマイペースでトコトコと下っていった。
 帰りは渋沢駅の定例のお店で反省会となりおいしい料理とビールで満足な締めくくりとなった。


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