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忘年山行 丹沢・宮ヶ瀬・南山
渡部 章

山行日 2003年12月14日
メンバー (L)原口、別所夫妻、播磨夫妻、小堀、遊佐、渡部

 天候は晴れ、空はカリンカリンに晴れわたり、12月のハイキングとしては絶好の登山日和でした。山頂では原口さんによる絶品の鍋(ふぐ入り)と下山のとき道に迷い、沢を降りるというちょっぴり刺激のある山行でした。

 本厚木駅集合午前9時、前日原口さんと最終確認が取れないこともあり念のため8時前に到着し、待っていると遊佐さん、原口さん、そしてこぼさん集結。
 バスに乗り終点の半原で降りると、播磨夫婦が車で待っており早速定員オーバーで乗り込む。冗談を言い合っている間に登山口到着。
 いよいよ遊歩道を南山に向けて陽だまりの中を歩き始める。もちろん原口さんからは、鍋の食材を戴き、それでも少し軽い荷物を背負って、落ち葉の中を歩く。1時間ほどで南山の頂上に着く。頂上で遊佐さんはスケッチに夢中になり、周りの山々を描いている。しばらくして別所夫婦到着。
 待っていましたと原口シェフは鍋の用意を始める。なんと鍋は2つ並べられ、ふぐ、かき、蟹、ホタテ、鯛、スケソウ鱈、しいたけ、それと野菜が惜しげもなく鍋に入る。雑談をしているうちに鍋が煮立ってきた。早速ビールで乾杯し忘年大宴会に突入、街の忘年会の料亭に匹敵する絶品の料理を味わいながら都会の雑踏を忘れ美味に酔いしれる。実は私はふぐを食した記憶が無く、ふぐの味が鱈に酷似していることを初めて知る。宴会のさなか、80歳になる老人におすそ分けをしたが、その老人と山の中でまた会おうとは、神のみぞ知るである。
 原口シェフの料理に大満足した面々はまた来年の再会を約束し、来た道を戻る別所夫婦、播磨夫婦の車組と、鳥屋方面に降りる縦走組みに別れ下山を開始した。下山口の鳥屋に車組が迎えに来る事になっていた。
 縦走組は原口さんを先頭に、小堀、渡部、遊佐が続く。途中、整備途中のあずまやのある高台を通り、しばらく行くと道がはっきりしなくなり、湖よりの左手のふみ跡をたどると、道が無くなり戻ろうとしていたら、先ほどの老人に会う。彼も道を見失い、戻ってきたとのこと。リーダーの原口さんの判断で(実に速い)沢を下ることに決定。しばらく下り、最後に崖を這い上がって湖の周りを走っている道路に出ることが出来た。
(ヤレヤレ┐(´―`)┌ マイッタネ)
 それじゃー鳥屋に向かって歩こうとしたとき、左からライトを点滅させながらよってくる車がいるではないか。な、なんと先ほど分かれた別所、播磨号でした。なんというラッキイ、何という幸運。車の中で、ヨーグルトをご馳走になりそのまま温泉に直行。風呂にはいって、ビールを飲んでああいい気持ち。温泉が山歩きの心地良い疲労感をとってくれた。これだから山はやめられない。
 その後本厚木駅で解散。今回も料理は原口さんのおごりでした。
 ご馳走様でした。次回も呼んでください。モットー、モットー、ヤッホー

〈コースタイム〉
登山口(10:25) → 南山頂上(11:25)大宴会(14:00) → 湖畔道路下山(15:35)


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