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天丸山・大山
高木 敦子

山行日 2003年12月14日
メンバー (L)高木(敦)、越前屋、鈴木(章)、天内、菅谷

 土曜の夜、東所沢集合。本庄児玉ICから一路奥名郷を目指す。今宵のテンバを求め林道奥まで進み、天丸山登山口を探すも見つからず奥名郷の駐車場のようなところで幕を張った。
 朝ゆっくり7時過ぎに起床し、朝食後昨夜の林道に入る。さすがに明るいと場所もわかり林道の終点にある登山口まで無事に到着。お腹をすっきりさせて歩き始めた。
 社壇乗越まで一汗かき天丸山への登山道に入る。天丸山は何年か前の山火事で新しい地図では破線になってしまっているが、山慣れた人なら特に問題はないようだ。しかしP1~3の岩稜帯は岩場に慣れてない人にはお薦めできない。ほぼ垂直に登下降が続くのでスリルは満点だからである。さすがに登山者は少ないとみえ、岩場と相まって所々分かりにくい所もあるが、そこは皆ベテラン揃いなので難なくクリアしていく。天気は無風・快晴と最高のハイキング日和で景色もバッチリ、皆上機嫌で楽しんでいた。
 岩場で冷や汗をかき、ピークでパノラマに歓声を上げ、天丸山を越えて県界尾根に入り大山へと向かう。この県界尾根はそのまま行くと赤岩尾根まで続いているので、そのうち挑戦してみたいものだ。尾根からはずれていよいよ大山だが、ここでやはりルートを間違えてひとつ前の尾根に入ってしまった。すぐにリカバーできたがやっぱりルーファンは下手である。(反省)
 大山の登りも快適な岩登りだが、天丸山ほど難しくはない。この山で2人の単独行の人に会った。どうやら天丸沢から上がってきたらしい。急登の後、ピークで休んだが大山の頂上はもう少し先であった。まっ、景色が良いからどこでも同じかな。(ちょっと負け惜しみ)
 ここからが本日の核心部。藪岩山の下りになるのでルーファンが難しい。のはずだが、結構赤テープが付いていてそれなりに道があったのだ。とはいえ所々で分からなくなったり、ともかく急な下りなので気が抜けない。懸垂下降をしたくなったけど、皆平気そうなので泣き言は言えない。下に着いたときははっきり言ってホッとした。
 西上州の山は私の好きな山域なので、とっても面白かった。今度は何処にしようかな、と懲りないLは密かに考えながら帰途に就いた。でもこれも皆の協力があってこそ。感謝です。

〈コースタイム〉
出発(9:00) → P3(9:50) → 天丸山々頂(10:45) → 大山山頂(12:20) → 下山口(14:30)


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