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会津磐梯山
別所 進三郎

山行日 2004年6月5日~6日
メンバー (L)服部、紺野、鈴木(章)、山沢、別所

 4日夜10:00 東京駅に集合し、服部車で出発。標高600mの磐梯国際スキー場の駐車場にテントを張り終え、恒例の晩酌(約1時間)を済まし、シュラフに入ったのが3:00AMであった。
 3時間後の翌朝6:00に起床し、それぞれの朝食を済まし、文句の付けようのない、快晴の中を歩きだす。親切な山菜採りのおじさんが、登山道はこちらだと、わざわざ我々の到着をまって教えてくれたが、どうも地図と違うので、辞退し、わが道をゆく。結果、迷うことなく渋谷登山口の標識を見つけ今日の予定を進めることが出来た。
沼ノ平から磐梯山頂を見る  樹林帯の大登のあと、爆裂火口の縁に出ると、溶岩峰と火山土と新緑が織り成す景色に出会った。イワカガミの群落も散在し別天地の様である。又白いカモシカが我々の前をゆっくり横切って行った。弘法小屋へのボッカ少年を追い越す付近では登山者が多くなり、騒がしさの中を登る。黄金清水では冷たくて美味しい水をたっぷり飲み休憩する。これより上の弘法清水の水もうまかった。弘法小屋からは小学生と中高年の団体の中を数珠繋ぎで登り、人ごみと虫の飛び交う山頂に着いた。晴天の山頂からの景色は素晴しく、猪苗代湖を眼下に会津の町、田畑、山々、北方には雪を冠した飯豊と吾妻、安達太良連山、近くに猫魔ヶ岳、裏磐梯高原、五色沼とさすが名山である。グレープフルーツを戴いたりして、山頂での昼食を済まし降りに就く。
 再び弘法、黄金清水をたっぷり飲んで(昨日の酒が抜けないかと)川上道に入る。登りルートもそうであったが、裏磐梯ルート、猪苗代ルートに登山者が集中しており、この川上温泉行きでは一人の老写真撮りに逢っただけである。この往復ルートは静かな山行を味わえた。選択したリーダーに感謝である。
 小一時間ほどのきつい下りで水平道にでた。振り返ると瓦礫を落としている荒々しい山腹が数キロに亘って我々を取り囲んでいた。それからは春蝉がうるさい高原の道でウドを採ったりして国道459に出た。
 紺野さんに会津乗り合いバスで車を取りにいってもらい、野口英世地ビール等を仕入れ、露天温泉に入り、今夜の宴会モードに切り替える。キャンプ地捜しの2件目で五色パラダイスキャンプ場のバンガロー(¥5,000 の六畳料金+施設使用料¥600×5=¥8,000税込み)の八畳投宿が決まり、ウド入りすき焼き鍋とビール、ワイン、ひれ酒、あわもり・・・・・・・・・・・と続いていった・・・・・・・。
 次の日は五色沼散策と会津本郷の窯元を見物し、猪苗代駅前でソースカツ丼を食べて帰京した。

〈コースタイム〉
磐梯国際スキー場(07:40発) → 登山口手前の沢(08:55~09:00) → 沼ノ平手前の尾根(09:40~09:50) → 黄金清水(11:00~11;10) → 磐梯山頂(11:50~12:20) → 黄金清水(13:00~13:05) → 火口原端部(14:05~14:15) → 川上温泉バス停(15:20着)


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