当日朝の予想は天気が悪いとの事だったが、反して良い天気である。インターでの接続待ち合せがうまく行かず、時間がオーバーしてしまった。地蔵峠で広瀬夫妻と牧野さんが湯ノ丸山に行きたいとの事で、我々は四阿山を目指した。鳥居峠の先を右に曲がり、高原ホテルの前を通り村道の終着に車を停めた。
　1時半過ぎに登り始める。普通なら下山する時間だが、天気も良いのでなんとかなるだろう。ルンルンに足もはずむ。林を抜け、熔岩帯の石ころの道になると牧場になり気持の良い道である。
　一投足で四阿山の頂上に着く。頂上からの眺望も申し分ない。湯ノ丸や浅間、北アルプスの連山が稜線を白く光らせて連なっている。ビールで乾杯、しばしの間、登頂の喜びを楽しんだ。
　ガスが湧いて寒くなってきたので、元来た道を下山する事にした。車に戻り、鹿沢の山で山菜を少し採っていつもの幕場で山菜の宴会が始まった。始まりが遅く、10時半には雨が強くなったのでそれぞれのテントで寝る支度をしたが、お酒を飲み足りない人もいた様だった。
　翌日は強い雨で、村上山には登らず、山菜を少しずつ採り、鹿沢温泉に入り、車の人となった。播磨さんからヤゾーが亡くなったとの連絡が入り急いで帰京した。